第21話
しばらく親族一同で話し合った後、この日本刀とその付属品を全て長男が相続するという形で落ち着いた。
しっかりと相続のための調書も作成し、そのあとの税金やら何やらも落ち着いたタイミングまでさらに2か月かかってしまった。
その間、博物館とは何度か長男側がやり取りをしていたようで、最後となるこの日に、俺はほかの人らと一緒に博物館へとやってくることとなった。
ただ親戚一同が種具応すると、小学校の1クラスぐらいはいるものだから、10人くらいということとした。
それでも多いくらいだが、長男経由で行くことを連絡すると、受け入れてくれたらしい。
いろいろ契約とか書類とかを確認する必要があるということで、こちらも親戚の中で弁護士をしている人を連れていくことにした。
「お待ちしておりました。ご連絡、ありがとうございます」
今回は総合受付のところで、リーダーと館長、副館長の3人が、受付の人以外にそこにはいた。
「いえ、時間がかかってしまい、申し訳ないです。すでに電話をした通り、私が代表として相続をするということでまとまりました」
A4の茶封筒を一つ、そこそこなふくらみがあるもので、それの中に相続関係の書類と、今の日本刀の関連書類が入っていた。
これをリーダーへ手渡すと、中身を確認するため、といって別室へと案内をしてくれる。




