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【27話】スミスの鍛治工房

ーー各自食事をしながら盛り上がってる中ーー


王様がトーリに近づいていく「トーリ・イグナイトよ。先日約束した通り、この国の森は好きに使ってもらって構わない。危険な森でも君なら安心だ。」


トーリ「やったー!じゃあ今夜早速ソロキャンプに行くぞ〜」


ドヴェルグ王「もう一つの約束に関しては、この後私から頼んでおこう。」


トーリ「ありがとう!!でもドラグノスでスミスの作ったハンマーも貰えたし十分だよ!」


ドヴェルグ王「ふふ。なんと欲のない男だ。」


国王との食事会が終わり向かう場所は――


グリードが興奮気味に話す「スミスの工房・・楽しみだな〜!」


スミス「おう、期待しとけよ〜!」


グリード「鍛冶屋の工房なんて初めて行くんだ。俺達ゴブリンは弱い冒険者から盗んだりするボロボロの武器しか持ってないから、ピカピカのかっこいい武器にずっと憧れてた!」


「スミスが作るものだから、きっと規格外なんだろうな。」


スミスは「お前らきっとおったまげるぞ〜」と自信満々に笑っている。


――スミスは歩きながら、王との会話を思い出していた。

ドヴェルグ王はスミスをじっと見つめながら、ゆっくりと言葉を発した。


ドヴェルグ「スミスよ……そなた、本当にあの男に敗れたのか?」


スミス「ええ、完敗でしたよ。」


王の表情は驚きを隠せず、しばらく沈黙が流れた後、「お前が負けるとはな」と静かに呟いた。


スミス「いやー俺もビックリしましたよ」


ドヴェルグ「トーリ・イグナイト……やはり只者ではなかったか。」


王は腕を組み、思案するように目を細めると、スミスに向き直った。


ドヴェルグ王「そなたに頼みたいことがある。」


スミス「なんでしょう?」


ドヴェルグ王「トーリ・イグナイトに、そなたの手で何か一つ作ってやってくれぬか?」


スミスは思わず眉をひそめた。「・・??なんで俺が?」


ドヴェルグ王「私が勝手に約束してしまってな。でも約束はさておき、そなたもあの男のことは好いてるだろう。」


スミスは口をつぐんだ。確かに、トーリは強いしいいやつだ。それに、あいつのことは妙に気に入っている。


スミス「……でも俺は知らないですよ。そんな約束は。」


ドヴェルグ王「無論、無理強いはしない。」「しかし、そなたが作ったものなら、彼も大切にするだろう。」


スミス「ふーっ。王も本当に人使いが荒いな・・」「考えときますよ」


――回想が終わる。


スミス「着いたぞ!」


目の前には巨大な鉄の扉がそびえ立っていた。分厚い金属製の門の上には、ハンマーと槌の紋章が刻まれている。


スミス「ここが俺の自慢の工房だ。」


「でっけぇ……」グリードが圧倒されたように呟いた。


フェンリル「わぁ〜!かっこいい建物だね〜!」


リーナ「男達は本当こういうの好きよね」


スミスが扉を押すと、重厚な音を立てて開かれる。俺たちが中に足を踏み入れた瞬間、その光景に息をのんだ。様々な武器や防具が並べられている。

しかし、目に入るのは、壁際や隅に積み上げられたガラクタの山。歪んだ剣、割れた盾、妙な形の斧……どう見ても完成品とは思えないものが大量に転がっている。


グリード「なんか想像と違った・・!」


スミス「はははっ。だから言っただろ!おったまげると。」


グリード「えええ〜!そっちの意味で〜!!」


スミス「ここにあるほとんどの武器は失敗作だ。っつーより、試作品だな」「鍛冶ってのは何度も試行錯誤を繰り返して、一番良いものを作るもんだ。俺は半端もんは作れないタチだ。」


「へぇ……」リーナが一本の刃が波打っている奇妙な剣を手に取る

リーナ「これは何?」


スミス「それはめちゃくちゃ薄いのに絶対に折れない剣を作ろうとして試したやつだな。結果的に使いにくすぎてボツになったが。」


トーリ「でもこれだけの数を作るのは相当の手間と時間が必要だよな。」


スミス「ああ、今まで手に豆が何千個できたかわからん!」


工房の奥の壁には、そんな試行錯誤の末に完成した武器や鎧、防具がずらりと並んでいる。どれも一級品で、ただの武器とは思えないほど美しい。


スミス「…さて、トーリ。」「俺はこれからここにこもって、お前のために何を作ってやれるか、少し考える」


トーリ「え?ハンマーもらったのにいいのか!?」


スミス「あれは景品でたまたまお前が手に入れただけだろ?世話の焼ける王の顔も立てなきゃいけないし、トーリの為だけに俺が1から作ってやるって話だ。」


トーリ「いいのか・・!スミスありがとう!!」


スミス「ま、期待しとけ。」「ついでだ。お前らにも何かしら作ってやるから全員楽しみにしとけ」


リーナ「え、私たちにもいいの!?じゃあ私可愛くて軽いやつでお願いね!!」


グリード「世界一の職人の武器を貰える日が来るなんて」感動で泣きながら


フェンリル「僕は食べ物がいい!!」


スミス「1週間くらいかかるだろうから、この国でゆっくりしてってくれ!」


グリード「じゃあ俺は仲間達と合流して街を散策してくるよ!」


リーナ「私はお買い物しよ〜っと。フェンリルも一緒に行く?」


フェンリル「うん、ついてく〜!食べもの買ってリーナ!!!」


リーナ「全くしょうがないわね〜」


トーリ「じゃあ俺はちょっとその辺の森でキャンプしてくるから、また1週間後に会おう!」



次回はトーリ念願の異世界で初のソロキャンプ!


大好きなほのぼのキャンプシーンをやっと書けます。自分でも描き始めた当初のイメージよりストーリーやバトル描写が多くなってしまいました。読者の皆様の意見をお聞かせいただきたいです!


またブックマークなどしてくださり大変嬉しいです。

執筆引き続きど素人ですがどうぞよろしくお願いします。

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