屋敷を探索します。
翌朝、部屋を出てみると家は完全に修復されていた。
「ここはやっぱりお屋敷だったんですね」
『そういえば2階には執務室があったわね』
貴族の屋敷は基本的に1階はお客様をもてなす様に作られていて2階が仕事とかプライベート的な部屋が多い。
階段も修復されているので早速2階に行く事にした。
いくら修復されたと言っても日があまり当たらないのでランプを持って屋敷の中を探索していく。
一つ一つ部屋を確認していくがほとんどが空き部屋で荷物はこれっぽちもない。
『人が住まなくなって時が経っているから荷物とかはほとんど残ってないでしょうね』
「土地の開発の為に何かヒントみたいな物が無いかなぁ、と思っていたんですが」
『そういえば精霊の報告で地下室があった、て聞いたわよ』
「地下室っ!?」
『急に目がキラキラしてきたわね』
「そりゃあそうですよっ! 何か秘密があるとしたら地下室に眠らせている物なんですよ!」
『それってどこの常識?』
「我が家の常識です!」
お父様秘蔵の高級酒コレクションを地下室に持っていっている事を私は知っている。
早速地下室の入り口がある玄関へとやってきた私達は一部床の色が変わっている部分を見つけ床を開けた。
「おぉ~、石階段が続いてる」
一気にワクワク感が増してきた。
私は一歩一歩階段を降りていった。
するとドアが現れた。
ギギギッという音と共にドアを開けるとそこには部屋があった。
部屋の中には本がギッシリとある。
『隠し部屋、という事かしら?』
「ここにある本は教会とか魔術関連の本が多いですね」
『流石は聖女ね、勉強熱心ね』
私は本棚から試しに一冊取ってみた。
「『現代魔術の問題点』……、また難しい本を読んでるのね」
他にも教会の歴史とか神話に関する本とか国史なんかもあった、こちらは王妃教育で読んだ事がある。
聖女様の生真面目さを感じた。




