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悪役令嬢の隠居ライフ  作者: こうじ
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土地神セイラの実力

『羨ましい、て顔に出ているわよ』


「えっ!? そ、そうですかっ!?」


 セイラ様に指摘され思わず顔をペタペタと触る。


『まぁ、気持ちはわかるわよ。やっぱり愛する人と結ばれたいわよね』


「今は愛する人さえいませんが」


『長い人生、出会いは1つだけじゃないわよ。それに恋をしなくても生きていく事は可能だから』


 それを言われると遇の根も出ない。


『まずは土台をしっかりさせないといけないわね』


 そう言うとセイラ様は手をあげた。


『この地に眠りし精霊達よ、土地神セイラの名の元に目覚めよ』


 そう言うと地面から光の玉が出てきた。


「えっ!? コレなんですか?」


『精霊よ、私の部下みたいなものよ。この地を発展させる為には精霊の力が必要になるから』


「なるほど……」


『精霊達よ、まずこの家の建て直しから始めなさい』


 セイラ様の指示に光の玉は室内にワーッと散らばっていった。


 するとボロボロだった壁や床がゆっくりと修復していく。


「す、凄い……」


 私は目の前の光景を見て言葉が出なかった。


『本当はもっと早く出来る事があるんだけど今はこれが限界ね。人が集まればそれだけ信仰の力が強まるんだけどね』


「い、いえいえっ! これから建て直そうと思っていたのでっ!!」


 セイラ様、凄い。 

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