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21話 使徒ルーガライと帝国流の刀技

セルム達は人が沢山集まっている所にきた。


十字架に掛けられた少女の前の司教らしき男が叫ぶ。


「この魔女は!我々から幸せの薬を奪い独占しようとした!

この罪は死刑を持って償わせる!」



幸せの薬?なんだそれは?俺は疑問に思った。


そんな事を思っていると、リリーが喋る。


「ぱーぱ、ぱーぱ。」


「ん?どうした?リリー?」


「まーま、まーま。」


リリーは十字架に掛けられた少女を指差しながら言う。


ママ?あの少女の事か?


あの司教は死刑にすると言っている。


・・・どうする。


「まま、あそこにいるよ?」


リリーは純粋に会いたい気持ちで聞いてくる。


そうだな迷っている場合じゃないな。


先ずはここを一旦離れよう、このまま行くのは不味い。


俺達は街の外れまで来た。


俺は黒銀の鎧(フィンベルク)を外した。


今は無い左腕の為に、黒き神殿の門ブラック・シュライン・ゲートから取り出した、魔導武具(アーティファクト)機械忍者の義肢(サイバーニンジャ)】を付ける。


「【黒き大地の鎧(グラス・ナイラト)】」


俺は久しぶりにこの鎧を纏う。


魔神化した影響かどうかは分からないが、鎧は変わっていた。


黒き大地(グラス・ナイラト)の力が宿った鎧、この鎧も黒き大地(グラス・ナイラト)も造物主から見れば、ガラス製のコップに過ぎないだろう。

しかし今の俺にとっては十分だ。


「行くか!」


「いくかー。」


「・・・リリーは待っててくれ。」





―――――――――――――――――――――――










俺達は大空にいた。


黒き大地の鎧(グラス・ナイラト)からは翼が付いている為、空を飛べる。


処刑人と思われる人物がギロチンを下ろそうとしている。


俺は急いで降りる。


その時に声が聞こえた。


「(神だろうが魔神だろうが何でもいい。どうか、リリーを幸せにして下さい。)」


俺はそれに対しこう答えた。


『汝が願い承った。』


と。


俺はそのまま地上に降りた。


『喰らえ【凶蹂躙獣(グラウアリオール)】』


いけ。ギロチンを壊せ!


「グガァァァァ!!」


凶蹂躙獣(グラウアリオール)がギロチンを壊す。


「だ、誰だ貴様ー!」


俺は答える。


「俺は破壊と創造の魔神・・・いや、












――――――黒き魔神セルム。」







「黒き魔神セルムだと馬鹿な!ここが何処だか分かって言っているのか!

ここは神アーリオ様の祝福を受けた聖地だぞ!

魔神が近づけるものか!」


「衛兵!衛兵!奴を始末しろ!」



衛兵達がセルムを始末しようと襲い掛かる。


「何処を見ている?お前達の相手は俺ではないぞ。」


「グガァァァァ!!」


衛兵達に凶蹂躙獣(グラウアリオール)が襲い掛かる。


衛兵達の手足を噛み千切る。


「た、助けてくれー!」「嫌だぁぁ!」「く、来るなー!」


「グガァァァァ!!」


「増やすか【黒き神殿の門ブラック・シュライン・ゲート】」


黒き神殿の門ブラック・シュライン・ゲートからドゥーグ達が出てくる。


司教イラつきながら言う。


「ちっ役にたたん衛兵どもが。」


「まあいい。使徒様アーリオ教に仇なす者に罰を!」



教会の中から鎧を着た男が歩いてくる。


「・・・、邪教徒の殲滅はアーガライの仕事だろうに。

いないから私が殺るしかないか。」


「貴様もこれで終わりだ!

アーリオ様の加護受けし、使徒様に敵う筈もない!」



「・・・。」


使徒か・・・。

会ったことはないな。


司教がニヤニヤしながら此方を見てくる。


「どうした。恐くて声も出せないかぁ。」



「使徒やら会ったことはなかったがたいしたこと無さそうだな。」


「何故?使徒様を目の前にしてその様なことを言える?

ついに気でも狂ったか!」


「ルーガライ様あの不届き者に罰を!」


使徒ルーガライは答える。


「ここに来た自分の不運を恨め。」


使徒ルーガライが斬りかかってくる。


常人では何処にいるかも分からない速度でだが、セルムに斬りかかるには速さが足りなかった。


「【黒き神殿の門ブラック・シュライン・ゲート】【無銘の鎚(ネームレスハンマー)】」


使徒ルーガライは無銘の鎚(ネームレスハンマー)に弾かれる。


「ぐっ!」


「(なんだ今の攻撃は何処からだ!)」


ルーガライがセルムを見ると、周りに黒く歪んだ空間が出来ていた。


「(あそこから攻撃したのか!)」


ルーガライはセルムから離れる。


「ここに来た自分不運を恨め。だっけか?

逆に言う。

俺の前に敵として立った己の不運を恨め。」


「ふっはははー!

此処まで強い奴は始めてだ!

謝罪しよう、弱者だと思っていたが強者だったか!

ここからは全力で行かせて貰おう。」


ルーガライは構える。


何かくるな。


「【我が至高の神は高みへと導く】」


ルーガライの雰囲気が変わり、今までの何倍もの速さで攻撃してくる。


「!?」


前にも横にも上にもいないなら、後ろだ!


とっさに前に転がり攻撃を避ける。


「ほぅ。これを避けるか。」


ルーガライが感心したように話す。


「・・・【身体能力強化】」


俺は身体能力強化する。


「だが、どれだけ耐えられるかな!」


ルーガライがまた斬りかかってくる。


その素早い斬撃に対して俺は


ガキン!


防いだ。


「なに!?」


ルーガライが驚ろき離れて行く。


「その身体能力強化、我が至高の神の加護に匹敵するというのか!?」


「違うな。」


黒き神殿の門ブラック・シュライン・ゲートから刀をだしながら言う。


「なに?」


「此方の方が強い。」



ルーガライには捉えきれない速さで一刀両断する。


「【帝国ラグアダム流一刀両断】」


この刀の銘は【帝国ラグアダムの忍刀】。


特に、特殊な能力が付いている訳でもないが、帝国ラグアダムのある鍛冶師が造った忍刀。



「馬・・・鹿・・な!」


ルーガライが有り得ないと言った顔をして死んだ。



「どうだこの帝国ラグアダム流の刀技を受けた気分は?

・・・もう聞こえてはないか。」


「・・・後はお前だけだが?」


俺は司教に向かって言う。


「ひぃぃぃ!」


司教は慌てて周りを見渡す。


しかし、そこには凶蹂躙獣(グラウアリオール)とドゥーグに殺られた衛兵達が倒れているだけだった。


「な、なんだ貴様は!

使徒を倒すなんて!」


「言った筈だが、黒き魔神セルムだと。」


「ほ、本当に魔神だったのか!?」


「怨みは無いが、俺の目的の為に死んで貰おう。」


「ま、待って下さい!セルム様!

私はただ上層部に命令されただけなんです!

この処刑には私も反対だったんです!」


「・・・本当か?」


「はい!本当です!」


「・・・【黒き神殿の門ブラック・シュライン・ゲート】」


俺は黒き神殿の門ブラック・シュライン・ゲートから真実の鏡を取り出す。


「真実の鏡よその力を持って、真実を写せ。【真実トゥルー】」


鏡が汚れる。


「・・・嘘をついたな。」


真実の鏡は対象が嘘をついているかどうかを表す。魔導武具(アーティファクト)、嘘をついていると汚れ、たいてないとほんのりと輝く。


「やはり、お前は死ぬべきだ。」


「ちょまt「【帝国ラグアダム流一刀二斬】」



「ろくな奴じゃ無かったな・・・。」



























―――――――――――――――――――――――













フィリアスは縛られたままだが見ていた。



自分の上にあったギロチンを壊した。凶蹂躙獣グラウアリオールが衛兵達を蹂躙して、ドゥーグ達がそれを援護する。凶蹂躙獣グラウアリオールとドゥーグ達の強さを。



「(凄い!)」



しかし、使徒ルーガライが現れる。


「(あの方でも使徒には勝てない!)」


この時のフィリアスはセルムの事を魔神だとは信じていなかった。


使徒ルーガライがセルムに斬りかかっていく。フィリアスの目ではルーガライが何処にいるか分からない。


「(ああ、駄目!)」


フィリアスはセルムが殺られると思っただが。


「【黒き神殿の門ブラック・シュライン・ゲート】【無銘の鎚(ネームレスハンマー)】」


ルーガライが鎚に当たり吹き飛ぶ。


「(!!あの速度で見えていたの!?)」


フィリアスは驚く。


「【我が至高の神は高みへと導く】」


「(遂に使徒が本気を出してしまった。)」


セルムが使徒の攻撃を避けていた。


「(あれも避けられるの!?)」


「・・・【身体能力強化】」


「だが、どれだけ耐えられるかな!」


再び使徒が斬りかかる。


セルムはそれを防いだ。


「(!!)」


「なに!?」


使徒が離れて行く。


「その身体能力強化、我が至高の神の加護に匹敵するというのか!?」


「違うな。」


「(違う?)」


「なに?」


「此方の方が強い。」


「【帝国ラグアダム流一刀両断】」


使徒が両断されていた。


フィリアスには全く動きが見えなかった。


「(使徒を倒すなんて凄い。)」


その後も司教に対し、鏡を取り出して、嘘を暴き倒した。


「ろくな奴じゃ無かったな・・・。」


そう言って近づいてくる。


この時フィリアスは思った。


「(ああ、この人がこの方がこそが真の神。)」


セルムがフィリアスを縛っている縄を解く。


「行くぞ。」


フィリアスには一つだけ疑問があった。


「待って下さい!」


「・・・なんだ?」


「どうして、私を助けたのですか?」


そう、フィリアスはリリーを幸せにしてくれと願ったが、自分を助けてくれとは願って無かったからだ。


「・・・母親がいないとリリーが幸せに成れるかどうか分からないだろ。」


「(///私はこの方に一生付いて行こう!)」


フィリアスはそう決意した。

ヽ(・∀・)ノ狂帝「ドーモ皆さん狂帝キョウテイです。

機械忍者サイバーニンジャってカッコイイですよね。」

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