♬和栗鼠の不思議な異世界と音の契約婚姻譚♬♬最終節♬和栗鼠の愛しぃ♡恋しぃ♡因幡君♡アナタとならばいつまでも♬
ーー拝啓。愛しの恋しぃ。因幡君。
アナタを追って私、和栗鼠は、不思議な異世界へとやって来てしまいました。白くて大きな兎の骸骨のような風体をした伽藍堂なポッカリと空いた両の眼窩に底しれぬ闇を抱いた因幡君と良く似た血のように赤き ビードロ玉の如き両の瞳をした御方がー伽藍堂樣ーが、私を見詰め仰ったので御座います『我の婚約を受け入れてくれたならば、ソナタの愛しの因幡とやらの居場所を教えてやろう……』と『彼のことは良く知っている己のことのように……和栗鼠。我はソナタを愛している。ずっととは言わぬ。四十九日の間で良い。我と契約結婚してくれぬだろうか?』そう仰いましたのよ。ですから。ですから。私は、ー伽藍堂樣ーに心音をお捧げし心音と共に契約の婚姻を結びました。全ては因幡君…アナタの為に…私は、己の心音よりも、心臓よりも、アナタの事が、何より大事で御座います。アナタは何処におられるのです?もうすぐアナタに逢えるかも知れません。ー伽藍堂樣ーは、仰いました。契約の婚姻の最後の夜に、私の願い事を一つ叶えてくださると。私の願い事は勿論ー因幡君の居場所を教えてー。
ーーアナタに逢いたい。……かしこ。和栗鼠ーー。
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『ー今宵は七夕の特別な夜ーこの世界に降る星は皆、何処かの誰かの願い…此処は、願いが行き着く最期の場所だ…』
『……願いが行き着く最期の場所?』
私が聞き返しましたならばー伽藍堂樣ーは、燕尾服の内ポケットの中から素麺の様に白い短冊と硝子の万年筆を取り出して私に言うのです。
『ー愛しの和栗鼠ー四十九日の間、我の花嫁になってくれて有難う…この短冊に一つ願いを書きなさい…我がソナタの願いを叶えよう♡』
私はー伽藍堂樣ーから素麺の様に白い短冊と硝子の万年筆を受け取って、願い事を一つしたためました。
願い事は勿論『…因幡君の居場所を教えて…』 私は、愛しい、恋しぃ、因幡君に逢いたいのです。
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素麺の様に真っ白な短冊に硝子の万年筆でしたためたー『…因幡君の居場所を教えて…』ーと言う。私の願い事を読んでー伽藍堂樣ーは仰いました。
「…愛しの和栗鼠…ソナタの願いは、直ぐに叶うーー」
ーーーー…………と。そして、喪服の様な闇黒色の燕尾服の上から羽織った闇色の大きな外套でバッッッッと身を隠す様に覆い、それから、ゆっくりと闇色のカーテンの様な外套をお脱ぎになりました……。
何処からともなく熱くも冷たくもない風がフワリと吹いて闇色のカーテンの様な外套が風に飛ばされてゆきました。
「ー愛しの和栗鼠ーこの姿で逢うのは四十九日ぶりかな」
ーー懐かしく響く甘く優しい蕩けるようなこの声は、、、
「ーー……因幡君……ーー」
……私の目の前には、恋焦がれた、
……愛しぃ、愛しぃ、因幡君の御姿。
ーードクンッ♪ドクンッ♪と捧げたはずの鼓動が鳴る。
ーーガランドウな、空っぽの胸の中で、、、、
「ー因幡は、我の世を忍ぶ仮の姿ー」
愛しぃ、因幡君の声が、深く重く響く。
白兎の様な真っ白な手が美しい因幡君の顔を剥がし取る……其れは、因幡君の顔をした仮面で御座いました。
「ーー……伽藍堂樣……ーー」因幡君の顔をした仮面を剥ぎ取って現れた白くて大きな兎の骸骨のような風体をした伽藍堂なポッカリと空いた両の眼窩に底しれぬ闇を抱いた因幡君と良く似た血のように赤き ビードロ玉の如き両の瞳をした御方ー伽藍堂樣ーに私は「…アナタが因幡君だったのですね…」と静かに訊ねました。
「ー我は、ずっと、ソナタの傍にいたー仮の姿ではなく、真の姿で、愛しの和栗鼠…ソナタに逢いたかった…天の川からソナタを見ていた…ソナタに一目逢いたくて、因幡となって、ソナタの居る異なる世界へと渡った…すまない…ソナタを此処へ連れてくるつもりはなかった…」
ー伽藍堂樣ーの深く重い声が沈む。
喪服の様な闇黒色の燕尾服の内ポケットの中から金色に耀く心臓程の大きさの大きな懐中時計をその骨張ったと言うか骨骨しぃ手にとって私に掲げてー伽藍堂樣ーは、静かに仰いました。
「…愛しの和栗鼠…ソナタに、心臓の音を還そう…さすれば、ソナタは、元の世界へと還れよう」
ーードクンッ♪ドクンッ♪と私の捧げた心臓の音が、金色に耀く心臓程の大きさの大きな懐中時計に刻まれている。
「ーその必要は御座いませんわー」
私はドクンッ♪ドクンッ♪と私の捧げた心臓の音が刻まれた金色に耀く心臓程の大きさの大きな懐中時計を骨張ったと言うか骨骨しぃー伽藍堂樣ーの大きな御手ごと小さな手で包み込み私の心の声を包み隠さずにお伝え致しました。
「契約結婚を延長してくださいましなー伽藍堂樣ー因幡君が、たとえアナタの仮の姿であろうとかまいませんわ♡愛しぃ♡恋しぃ♡因幡君♡アナタとならばいつまでも♬……私は、アナタのお傍にいたいのです♡永久に……」
「ー良いのか?ー元の世界には還れなくなるぞ……」
静かにお訊ねになるー伽藍堂樣ーに云う。
「ーアナタを追いかけてこの異なる世界に来たのは、私の意思で御座います。其れに、元より元の世界に私の居場所などなかったもの未練は御座いませんことよー」
……其れに、この異なる世界に来た時から、いいえ、ー伽藍堂樣ーに、因幡君、アナタに出逢った瞬間から、きっと、私の世界は此処だった。……そう思いますの。
……血の流れない。……心臓の音もしない。
……生きたお人形の様な躰になったとしても。
……たとえ、人間では無いモノになったとしても。
……元の世界にいた時よりずっと。
……生きている気が致しますの。
ーーガランドウなこの胸に確かに今、感じていますの。
ーー捧げたはずの心臓の音が鳴り響くのを♬♬
♬和栗鼠の不思議な異世界と音の契約婚姻譚♬
♬最終節♬和栗鼠の愛しぃ♡恋しぃ♡因幡君♡アナタとならばいつまでも♬終音♬
此れにてこの謎の異世界ホラーブコメ小説!?
『♬和栗鼠の不思議な異世界と音の契約婚姻譚♬』
完結となります♬此処まで読んで頂いた皆皆様❣❣
有難う御座います♡m(_ _)m♡
そしてこの小説❣❣
2026/8/4(火)のランキング に❣❣
2位[日間]ホラー〔文芸〕- 連載中と、
ランクアップさせて頂いておりました❣❣
ランク下がることはあっても、
ランクアップする事はなかったので❣❣
とても嬉しかったですヽ(=´▽`=)ノワーイ❣❣
大感謝大御礼です♡
そして今年も素敵なホラー企画に参加出来た事を♬
幸せに思います♬素敵な企画に感謝致します♡
これからも創作活動♡頑張るます(๑•̀ㅂ•́)و✧




