6/11
エピソード5歳 〜幼稚園の先生〜
私、5歳になる。
年長になる。私はクラスの子たちのほとんどと仲良くなっていた。
もちろん昼休みはみんなでセーラームーンごっこ。敵の男子をやっつける。
(むこうは、なんとかレンジャーでお互い正義。むこうから見たらこちらが敵)
この頃になると、だいぶん記憶がある。
夏はプールにお泊り、スイカ割り。
冬はスケート、発表会。
発表会と言えば、私は妖精役で本番前に羽を選んでつけるというのが好きだった。
何の劇をしたのか思い出せないけど、妖精役は私以外にもたくさんいて、羽のバリエーションもたくさんあり早い物勝ちだったので
綺麗な羽をゲットできた時は嬉しかった。
そして、卒園式が近づいてきたある日
楽しかった幼稚園時代を振り返るようにアルバムを先生と作った。その時先生が写真のまわりに花や吹き出しを作ってくれて、それをはさんで閉じていく作業をした。
子どもながら
「幼稚園の先生はこういうことをするのか」
と、思った。
先生は、いつもにこにこしていた。いつも優しかった。
その時代にはやったであろうパーマでハーフアップの髪型が好きだった。
ピアノも上手だった。
そんな先生が、卒園式の日きれいな袴を着て
大きな花束を持って泣いていた。
そんな先生が本当にきれいで。
幼稚園の先生っていいな、って思ったのを憶えてる。




