エピソード10歳 〜はじめての青春〜
私、10歳になる。
5年生、やる気満々で部活へ。
もう音楽にハマり始めていた。
そんな春、私は恋をした!
同じクラスの下田ようすけくん。
何かきっかけがあったわけじゃないけど
下田くんが気になって。
隣の席だった時
すごく優しくしてくれたからか、
席替えした時すごく寂しくて。
さびしいって?
こ、これが恋なのか!!
私は、私に何度も聞いた。好きなの?下田くんが好きなの?好きってなんなの?好きだったら…どうなの???
でも、当時の私は何も答えがでなくって。
とりあえずその『好き』は1ヶ月くらいで落ち着いて、消滅していった。
そして、部活へ。
初めての後輩に、トロンボーンの、持ち方吹き方を教える。
おー、先輩してる私。にやにや。
そして、コンクール曲をもらった。
私は吹き終わったあと、泣きたくない、できれば嬉しくなりたい、そう思った。
先輩たちの涙するあの場面が脳裏に焼き付いて離れない。
かくれんぼは1回もしなかった。
当たり前だけど。
部活のメンバーは、どんどんみんな上達していった。今思えば高藤先生は、ユーモアを交えつつ、本当に熱血で、熱く指導してくれていた。高藤先生に喝を入れられて、こんちくしょうと思いながら、その練習に耐えた。
せっかくみんなで合奏したあとに、泣きたくないから!!!
コンクール当日、
気合いが違った。
ステージに上る時から、降りる時まで。
私たちは、見事金賞を勝ち取った。
嬉しかった。みんなで叫んだ。信じられなかった。でも、1つずつの音に神経を使った。
みんなで奏でた結果が、ちゃんと出た。
私はますます音楽にハマっていった。
そういえば、もう1つハマったものがある。
ゲームボーイだ。
マリオにカービー、そしてポケモン!
私は音楽とゲームで忙しかった。1年生の頃楽しみにしていた宿題は、いつの間にか億劫なものになってしまっていた。




