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アラフィフになったキョロ充、異世界に行く  作者: アカピロ
第三章 キョロ充、冒険者に就職する
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第31話

いつもありがとうございます。PV、ブックマーク、評価、感謝です。励みになります。

 次の日の朝早く、ドランに礼を言いハルキ達はウワノ村を出発した。


 道なりにずっと進んで行く。ハルキは一度通っただけだがなんとなく見覚えはあった。

 ある程度来た所でバニラが道からそれる。


「あれ?バニラ、ここだっけ?わからないもんだな」


 どうやら森の中から出てきた所に着いたらしい。ここから先は道なき道だ。大した魔物や獣はいないはずだが注意は必要だ。

 クラウドが木々の間を飛び、バニラが周囲を警戒しながら進む。

 やはり魔物の気配は無いようだ。

 元々ハルキがいた家の近くには魔物はあまりいなかったが、バニラ達が探しても見つからないのは逆に少し不安になる。

 それでも森の中を進んで行くと、何本かの巨木が倒れている所に来た。この木の向こうでハルキは街に向かう時に一泊していた。

 バニラに続いて木を越える。その時バニラが倒れた木の上の一番高い場所で


「ワオーーン」


と、遠吠えをした。

 ハルキが木を越え下まで降りると森の様子がおかしい。

 この倒れた木の先、ハルキがいた家の方向に向かって道が出来ている。道といっても獣道をある程度広くした程度だが。


「どうなってるんだ?」


「ワン」


 バニラが少し待てという感じで吠えたのでハルキは腰を下ろした。クラウドも戻って来てハルキの肩に止まる。


「ワオーーン」


 道の先から遠吠えが聞こえる。ハルキが警戒して立ち上がり剣を抜くが、バニラはのんびりしたままだ。ライムも草を食べている。

 しばらくすると足音が聞こえて来た。狼の群れだ。そのままハルキ達の方へ近づくとバニラがスッと立ち上がる。ライムもバニラに乗った。


 向こうから来た狼はハルキ達の少し手前で伏せのポーズをとる。よく見たらみんなスライムを乗せている。


「ワンッ」


 バニラが一吠えするとスライムは降り、ハルキに近づいてきた。


「あれ?やっぱりお前ら俺のスライムだよな?この道、お前らが作ってくれたのか?」


 ハルキは感覚共有して確かめる。やはりハルキのスライム達だ。


「バニラ、この狼ってひょっとして?」


「ワン」


 どうやらこの狼達は前にレイナ姫一行を襲った狼の様だった。あの時バニラに敗れ、バニラの指示でここまで来てハルキの従魔のスライム達と暮らしている様だ。


「まぁ、害がないなら別に良いけど」


 ハルキ達の周りを狼とスライムが守り、一行は家へ向かう。


「ひょっとしてコイツらのせいで魔物がいないんじゃないの?狩り尽くしたとか?」


「クーン」


 バニラは否定した。

 どうやらそこまでは狩っていない様だ。


 ハルキ達はは前よりも随分動き易くなった森を抜けて行く。


 ある程度進むと急に森が開けた。

 日の光が差し、木が無い広場。その奥にハルキの住んでいた家がある。ハルキが街に出た時よりも家の前が随分と広くなっている。

 すぐに方々からスライムが集まって主の帰還を迎え出した。


「ただいま、みんな。元気にしてた?なんか開拓までやってくれてるの?」


 スライムはウニョウニョコロコロとハルキの側に集まる。みんな色が濃くなっている。かなり育って魔力も上がっている様だ。

 ハルキが色々と驚く間もない内にスライム達がハルキを家の奥の農地に案内し始めた。


「どうしたの?何かあるの?」


 スライム達に案内された場所は消化に時間がかかる骨などを集めた場所だった。

 そこには今もスライム達が熊や猪などの骨を集めていた。だが、その横には集められた骨とは毛色の違う巨大な塊があった。


「これってまさか」


 ハルキは見たことが無い。だがおそらくそうだろうと思える巨大な骨。

 そこにはワイバーンであろう骨が丸々一頭分鎮座していた。


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