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おれの彼女は、アイドルなのか?!  作者: とっぺん
④ももてぃんの秘密(闇闇ガールズ含む)
35/80

④-5

俺の部屋より若干広い、ももてぃんの部屋。8畳くらいの洋室だった。


白い清潔な壁に、ピンク(桃色)のカーペット。


奥には、天蓋のついたお姫様のようなベッドまで!!


住んでいる本人のように、とてもかわいらしくて清潔な部屋だった。

ももてぃんは…とても少女趣味のようだ。バラのいい香りもするしな!


手前にある2人がけのソファに案内されて、俺はそこに座る。


目の前のテーブルには唐揚げやてんぷらといったオードブルが並べられていた。

なんと…俺の好きな、シーザーサラダまであるではないか!!


ももてぃんは「お酒は、ワインでいいかな?」と言って、ワイン瓶を持って、俺の隣に腰掛ける。ソファがももてぃんの重みで、たわんだ。


ラブチェアっていうんかいな、これって……。

恋人同士が座っていちゃいちゃするんかいな、これって…。


「う、うん」

緊張しつつも、俺は答えた。


「よかった…」にっこりほほ笑んだももてぃんは、しゅぽんっとコルクを外し、

とぽとぽと、赤ワインをグラスに入れる。


「どうぞ」


「う、うん」

俺はグラスを手に持って、もじもじしてしまう。


「…………」


「…………」


沈黙が2人の間をただよう。


何か、話をしなければ! でも何を……!


ももてぃんが沈黙に耐えきれなくなったのか、赤ワインのグラスをあおった。


ふうっと声が漏れる。

その声が艶やかでねっとりとしていて、俺はたまらず横を向いた。


すると、俺を見ていたももてぃんと目が合った。潤んでいる。


「や、やだ。見ないで。酔っぱらちゃってるから」


俺は我慢ができず、ももてぃんの両手をつかみ、俺の胸へ体ごと押し付けた。


「ももてぃん! 好きだ!」


赤ワインを飲んでいないはずなのに、俺も酔っぱらっているようだ。


ももてぃんという名の極上のワインに…!(クサいな…)


そして…この流れでは、キ、キスまでいっちゃっていいんだよな。


俺は胸に押し当る、ももてぃんのおっぱいの弾力に名残を惜しみつつも、

いったん離れた。


そして、顔ごと、ももてぃんの唇へ近づいていく。


俺の初キスは、車の教習所のAED講習の、あの人形だった…!!

しかも男だ!!


事故に遭ったというアイツに、呼びかけて肩を揺らし、胸をしゅぽしゅぽ鳴らしながら、マウストゥマウスをしたわけだ!!


あれ……でも、最近……なんか……俺誰かとキスしなかったっけ?


杏奈とは……未遂で終わったんだっけ。あれ?


ぶちゅっと唇が当たった先は、なぜかゴツゴツしていた。


それがももてぃんの指だとわかったのは、つぶっていた目を開けたからだ。


驚いて、目の前を見ると、下を向いて申し訳なさそうに、俺の唇に両手を押し当てているももてぃんの姿があった。



ガーン……俺、拒否られた?!


「ごめん……持田くん。言ってなかったね。私、キスすると……」


ももてぃんの口から、ひっくひっくと嗚咽が漏れている。

泣いてるのか?


でも泣きたいのはこっちの方なんだけどな!(泣)


「1万円借金が増えちゃうの……」


そう言って顔を上げたももてぃんの目には光るものが。


「私もキスしたいの……」


俺はソファから下りて、体育座りをしてふてくされた。


「だったら、なんで俺をこの家に連れてきたんだよ。こうなること、わかってたんじゃないの?」


「……うん」


「俺は…好きな子とキスしたいし、もちろんそれ以上のこともしたいよ!

なのに…1万円借金するとか、なんか意味わかんないこと言われて…俺、ちょっと…傷ついた」


「そうだよね…ごめんね」


ももてぃんも、ソファから下りて俺の隣に座る。


「……あんまり、近くに寄らないで。俺、何するかわかんないし」


俺は、ももてぃんに背を向けた。


「ねえ、そのままでいいから、私の話、いや、闇闇ガールズの結成に至った話を聞いてくれるかな?」


「…………」


「今夜、持田くんに全部話したいと思ったの! 私のすべてを。初めての彼氏に、全部…捧げたいの……」


だから…そういう誤解されるセリフをなんで言うかな(泣)


ももてぃんは、天然なのか?


そこまで言われて俺もうなずかざるを得ない。


「わかった……でもその前に…食事にしようか」


ももてぃんはほっとした表情を浮かべて「うん!」と言って、

支度をし始めた。


食事を終えてから……ももてぃんの話を聞く。


何を聞いても驚かないように、まずは腹ごしらえをするのだ!


でも、ももてぃんの秘密……俺に耐えきれるだろうか。

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