69/69
其の六十八(人形)
僕を好きだと言ってくれる人ができました。
僕もその人を大切にできるんだと思います。
それでも、君のことが好きなままです。
この声も
この肌も
この髪も
何もかも違うけれど
何故か
君のことを思い出してしまうんです。
そこに置いて、眺めるだけなら誰でもいいのに
僕を選んでくれたあの子は
きっと君のことすら知らないでしょう
思い出の中の君はずっと君のままで
ぼくはずっと君を見ていたいんだ
きっとこれは罰で
あのこへの罪悪感を重ねて
そうすれば君のことを埋められるのでしょうか
生まれたのはこのどうしようもない感情だけで
それはこれからもぼくから離れなくて
それでもぼくは
一年ぶりに更新しました。
この感情はどうすればいいのでしょう。。




