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其の三十八(小噺風壱)
どうも、この世界の主人公は自分だと思います。それぞれがみんな主人公でそこには物語があるんだと思います。戯言です。
これはこれは昔の話
昔々、でも、そんなに遠くない昔
僕と誰かと誰かと誰かたちがいました。
ある時、僕は、君に会いました。
そしたら、誰かは君に
誰かたちは君以外になりました。
そうするうちに、君は誰かと仲良くなりました。
そしたら僕も、誰かと仲良くなりました。
でも、誰かは君にはなれませんでした。
君は君のままで僕は僕のままで誰かは誰かでした。
でも、誰かにとったら
君は君で誰かが僕で僕は誰かなのかもしれません。
それなら、僕が僕であるには何が必要なのでしょうか?
そんなことを考えていると、何故か
君になった誰かのことを考えてしまうのでした。
ありがとうございました。




