小学生のころに読んだ、名も知らぬ本
はい、一年間続いた、読書感想文的なエッセイも今回で最後になります。最後に紹介する本の名前は――「憶えていない」のです……。内容は鮮明に憶えているのですが、タイトルが思い出せなくて……。
そう言うことってありますよね。小学生のときだったと思います。夏休み近くになると本屋に、『読書感想文用の本』という専門のコーナーが設けられていて、そのときに出会った本でした。
その本とは、殺処分されるペットたちの最期の姿を綴った本でした。ノンフィクションです。これだったかもしれない、という本は絞っているのですが、それは、『犬たちをおくる日―この命、灰になるために生まれてきたんじゃない』という本とよく似ているのですがハッキリしません。
青い表紙だったと思うのですが?
当時その本を読んだときとてもショックを受けて、読みながら大泣きしました(マジで!)。世界名作劇場『フランダースの犬』でも大泣きして、その本でも大泣きしました。
動物が酷い目に遭う話に本当に弱いのです。その他にも関係ないですが、『ONEPIECE ロード・オブ・チョッパー冬に咲く、奇跡の桜』でも泣きました。
今でも、Drヒルルクが最後に言った『まったく! いい人生だった!』を観ただけで泣けそうです。その他にもアーロンパーク編も感動できるし、サンジが仲間になる海上レストラン編で、赫足のゼフがサンジに食べ物を与えて、自分自身の足を食べる話も涙なくして見られませんね。
話しがそれました。
で、その本を読んで、これが現実なのか、と。犬猫問わず、動物が好きな私にとって、動物を捨てる人の気持ちが理解できなかったのです。中には家庭の事情や、どうすることもできない事情で泣く泣く手放さなければならないこともあります。
小学生だった私も理解できます。けれど、「飼うのに飽きたから」「バカだから」「アホだから」「可愛くない」などなどの勝手な都合で、保健所に連れて行く飼い主は何があろうと許せない!
人間の勝手な都合で生み出されて、人間の勝手な理由で殺処分される。それが現実なのです……。金儲けのために悪質なブリーダーが子猫、子犬を大量に産ませているのです。
中にはそんなブリーダーばかりではありませんが、ごく一部、そういった悪質なブリーダーが確実にいます。そして、ペットショップも悪質ブリーダーから、ペットを買うんですよ。安いから。
大手ペットショップはそのようなことをしていないと、信じたいですが……どうなのでしょうか? ペットショップで売れ残ったペットは、どうなるか知っていますか? 有名な話だから、知っている方が大多数だと思います。
昔は売れ残ったペットは保健所に持って行っていました。けれど、法律が厳しくなり、保健所は受け取ってくれなくなったんですよ。
それで、ごく一部の悪質なペットショップは山に捨てたり、自社で殺して山奥に埋めたり、海や川に流したり、中には売れ残りのペットを引き取ってくれて処分してくれる業者もあるそうです。
※今あげた例は、悪質な例であって、すべてのペットショップがそうであるわけではありません。大抵のペットショップはペットを殺処分になどしたくないと考えています。
心やさしいペットショップの従業員は、自分で飼います。ペットショップの従業員さんが、何匹も犬猫を飼っている人が多いのはそのためです。
大抵のペットショップでは売れ残ったペットは里親に出されて、少しでも殺処分を減らす努力をしていることを知ってもらいたい。
と、小学生のときに読んで殆どうろ覚えなのですが、その本以上に泣いた本はありません。今からまだ現れるかもしれませんが、今のところ、名前のわからない『その本』がトラウマであり、一番泣いた本です。
保健所では一週間のうちに連れて来られた動物が殺処分されます。エサ代もかかるし、そう長くは待ってくれないのです。期限は一週間。その一週間の間に、引き取り手があらわれなければ、毒ガス室で殺されてしまいます。
暖房のないコンクリート敷きの房に入れられ、一週間の間動物たちは死を待つのです。動物たちも殺されることを悟っているらしく、鳴き声が違ったり、自分の生きた証を残すように歯が房内に落ちていることがあるそうです。
期限が来ると、檻が開けられ動物たちは毒ガス室に誘導されてゆくのです。一度の毒ガスで山になるほどの、動物が殺されていました。その本には写真が沢山ついていたのですが、目を背けたくなる犬の死体が積みあがった写真もありました……。
著者が何を訴えたかったのか、それは動物をむやみやたらに捨てるなッ! ということだと思います。ペットを家族に迎え入れたのであれば、命尽きるその日まで、可愛がってください。
犬の十戒というものを知ってもらいたい。
1 私の一生はだいたい10年から15年です。あなたと離れるのが一番つらいことです。どうか、私と暮らす前にそのことを覚えておいて欲しいのです。
2 あなたが私に何を求めているのか、私がそれを理解するまで待って欲しいのです。
私を信頼して欲しい、それが私にとってあなたと共に生活できる幸せなのですから。
3 私を長い間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないで下さい。
4 あなたには他にやる事があって、楽しみがあって、友達もいるかもしれない。でも、私にはあなたしかいないのです。
5 時々話しかけて欲しい。言葉は分からなくても、あなたの心は十分私に届いています。
6 あなたがどのように私を扱ったか、私はそれを決して忘れません。
7 私を殴ったり、いじめたりする前に覚えておいて欲しいのです。私は鋭い歯であなたを傷つけることができるにもかかわらず、あなたを傷つけないと決めているのです。
8 私が言うことを聞かないだとか、頑固だとか、怠けているからといって叱る前に、私が何かで苦しんでいないか気づいて下さい。もしかしたら、食事に問題があるかもしれないし、長い間日に照らされているかもしれない。それとも、もう体が老いて、弱ってきているのかもしれません。
9 私が年を取っても、私の世話はして下さい。あなたもまた同じように年を取るのですから。
10 最後のその時まで一緒に側にいて欲しいのです。このようなことは言わないで下さい、「もう見てはいられない。」、「居たたまれない。」などと。あなたが側にいてくれるから最後の日も安らかに逝けるのですから。忘れないで下さい、私は生涯あなたを一番愛しているのです。
これが犬の十戒です。動物を飼っている飼い主は、この十の約束を忘れないでください。
けれど中には動物を飼う資格のない飼い主もいます。散歩に連れて行かないのも、檻に閉じ込めたままにするのも、エサを与えないのも、暴力をふるうのも、そんな人間失格の飼い主もいるのです。
そのような飼い主に当たってしまった、ペットたちは地獄でしかありません。だから、そのような飼い主に動物を飼わせないためにも、ペットショップの方で飼う資格のある人間かどうか? を厳しい目で見なければなりません。
最近動物愛護の法律が厳しくなって、一人のペットショップの従業員が面倒を見られるペットの数も決まったと言いますね。だけどそうすれば、今度は産まれ過ぎた動物たちはどうするのか? という問題が出てきます。
まだまだ、考えて行かなければならない問題が山積みですね。
というわけで幼いころに私が読んだ、心に残る本の話しでした。
ペットを飼っている方、最後に一言この言葉を心に刻んでください。
「私は生涯あなたを一番愛しているのです」
ありがとうございました。
一年間、沢山のご感想、ブックマーク、ありがとうございました。
星の数ほどあるネット小説の世界で、また御縁があるのならお会いしましょう。
最後にもう一度、読んでくださりありがとうございました。




