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異世界旅行四日目

いつもの二倍くらいの長さ。でも短いのかな…

 結局坊ちゃんに邪魔をされて写真は撮れなかった……。

でも、私の楽しみを奪ってってネチネチネチネチ言ってたら街中を通って帰ってくれた。

いやー…素晴らしかったよ?少しオレンジがかった街灯に石畳の街、そして………何で閑散としてるのかな?この街!活気ないよ活気!って言ったら、下町に行ったら活気はあるがここは貴族が住む住宅街が多いから静かなんだって!!何じゃそりゃ!って言ったら王城の周りに平民ばかりが住んで何かあったらどうするのだと言われた……ごもっともで!!あと、遅くに平民が住む所に馬車なんて目立つし危ないから駄目だと言われた……


というか一緒に乗った坊ちゃんの婚約者ことアンジュちゃん…あ、様付けかな?…うん、アンジュちゃんがね?凄く健気に坊っちゃんに話しかけて可愛いの。…のに坊っちゃんはツーンっとしちゃってさ!本当に何処がいいんだよ、こんな奴の?って思うわ!だって私の美人を写真に収めるという趣味を否定するような奴だよ??誰だって美人を眺めたいじゃんか?目の保養だよ保養?あ!自分の顔がイケメンだからなんとも思わないのか……




「おはようございます、リア様」


「おはよう、サリアさん」


「よく眠れましたか?本日は朝早く起きると仰っておりましたがどちらに行かれるのですか?」


そう、今はまだ夜が明けきっておりません!


「ぐふふふふふふ…今日はなんと王宮の騎士の訓練を見に行くのです!」


私はサリアさんに人差し指をさしてにやりと笑った。


「そ、そうなのですね?ですが許可を取らなければご覧になれないかと…」


「心配ご無用!昨日殿下に許可は頂いておきました!」


キリって言ったら、サリアさんがすかさず写真は厳しいのではっといってきたが、それには心配ご無用と答えておいた。昨日殿下に許可取りしてから友達に連絡して、あるものが昨日の晩には届いてるのよね!


「さ!サリアさん!準備はほぼ出来ております!早く朝食食べて昼食持って行きますよ!」








―――――――――

もうすぐ王城!窓からの景色を見ながらつい鼻歌を歌ってしまう…何とかの何とかって奴の主題歌をついつい……


「とても楽しそうですね?」


「勿論!美形も好きだけどマッチョ…鍛え上げられた人も好きなんだよね!ただの筋肉のみはだめだけどね!これ重要!ボディビルダーはそこまで力ないらしいし!」


「ぼ、ボディ…ビルダー?ですか?」


「あ、筋肉の美しさの為だけに鍛えた体なんだけど…私好きじゃないんだよね…」


よく分からないという顔をしたサリアさんだけどスポーツ選手と趣味と説明したいけど、騎士はスポーツではないし詳しく知らないしそれ以上説明を出来ない。だって興味ないからね。



外で話し声が聞こえた。たぶん門番と会話しているのでしょう。昨日殿下がさらさらっと何か書いてはんこを押してくれた書状を、渡しているので多分大丈夫でしょう……普通私が渡すんじゃ?とか思ったんだけど、

「お前は何もするな、表に出るな」

って言われたので大人しく中で待たせて貰ってます。

どうやら終わったのか馬車が進みました。このまま訓練所まで連れて行ってくれるのかな??




馬車が止まり扉を開けて貰うとそこには1人の騎士っぽい人がいた。話を聞くとなんと案内にその騎士の方が付いてくれるそうな!!テンション上がる!荷物も持ちましょうか?とか聞いてくれるし!私は有難く好意に甘えて荷物を持って貰った。実は今日はちょっと大荷物なのよね、、

案内されながら周りを見たがとても素晴らしいロケーション!ここで男女が……とか脳内で妄想に浸っていたら顔がどうやらにやけていたみたいで、サリアさんに注意されました……誰もすれ違ってないし大丈夫じゃねえ?


案内して貰ったのは一つの部屋で向かい合ったソファと間に机があり、あと椅子が一脚あった。ま、予想はしていましたよ?

騎士の訓練はどうやらこの部屋から見ろとのことで、直接接するのは禁止するとのことだ。近くて50メートルは離れたところで訓練をしている……残念だ…


「遠いなぁ……」


「申し訳ございませんが、殿下の指示ですので…」


申し訳なさそうにいう騎士。そんな顔しないでよ!写真撮りたくなるじゃないの!


「大丈夫ですよ、それにこの部屋は訓練所を全体的に見回せるよう中間くらいの部屋ですし……それにこんな距離私には何て問題無いので」


サリアさんはきょとんとした顔をした。

そうですよね?街でこれだけの距離が離れてた時に、うまく取れないから近づきたいっていったもんね?でもね、それは携帯だから!

お城のメイドさんが紅茶を入れて立ち去ったのを見てから私はいそいそとキャリーバッグを開けた。このキャリーは友達のカメラ専用キャリーバッグなのですよ!!中身はレフと3脚とレンズが多数入れられております!!あとその他もろもろ…

不思議そうな顔をする騎士さんにサリアさん…とりあえずちょっと待ってね?って声をかけた。


借りたのはいいがそこまで望遠レンズは詳しくないので、、とりあえず適当に短いのを取って、長いので細かく撮るのはあとにしてと……椅子を窓辺に持って行き窓ガラスを開けて………じゅるる……おっとよだれが……撮影開始です!!


「ぁぁ……素晴らしいですねー、あの筋肉!あの、剣のガードをするときの筋肉……ぁー、イケメンの頬を伝う汗!!素晴らしい!…………」


って感じで軽く撮ること15分


とりあえず少しスッキリしてサリアさんと騎士さんを見たら、なんとも言えない顔をこちらに向けていた……何故だ!?


「……リア様…良いの撮れましたか?」


「撮れましたよー見ますか?見ますか?見ますか!??あ、騎士さんは写真初めてですよね?どうぞご覧になって!!」


ふぉっふぉっふぉっ!!地味に良いのよこのレフ!


「すっ凄いですね…これはいったい…?」


「でしょ?あ、そう言えば騎士さん名前何でしたっけ?あ、いえ、、何てお呼びしたらよろしいでしょうか?すみません、私名前覚えるの苦手なんですよ…すみません…」


始め会ったときに名のってた気がしたが忘れた……だって長いんだよ、こっちの人!!


「…ヒューバートとお呼び下さい」


「ヒューバートさんですね?分かりました。あ、これは……写真…んー、ハイパーピクチャー??画像のキリ写し??ま、簡単に綺麗な絵が出来るのですよ。ちなみに現像……同じ絵を何枚もサイズを変えて紙に描くことが出来ます。」


難しいね??全く知らない人にげんりなんて一から言わないと無理だけど私もそこまで詳しくないし。

ちなみにこの国紙があるんですよ!前まで羊皮紙だったみたいだけど最近植物の繊維で出来ると判明して最近普及してきたみたい。ま、私からしたらまだまだですけどね?


「よく分かりませんが、とても出来た絵ですね、この入れ物の中に描かれるのですね」


「んー、そんな感じかな?で、この中から取り出すことを現像と言うのですが(ちょっと違うけど)そう言えば現像したの誰にも渡したことないかな…?ま、とりあえずこんな感じで外を撮らせて頂きますね?」


さてと、どの人を撮ろうかな……


「あれ?そう言えばヒューバートさん?も訓練に行かれたりするのですか?」


「いえ、レオン殿下からは今日は付いているようにとのことでしたので…お邪魔でしたでしょうか?」


 監視しろって言われたんですね?分かりました、坊っちゃんと殿下は私を同じように扱うんだな?本当に、そのうちブーブークッションでも椅子に置いておこうか…


「イエイエ、お仕事ご苦労様ですぅー」


「ありがとうございます」


そうだな、この方は生け贄として私の元に殿下がよこしたんだな?そうだな?そうなんだな?この人騎士だしゴツいけど爽やかな感じだし見る人が見たらイケメンと言えると思う。いわば爽やかイケメン?

ふっ、甘いな殿下よ!私が美形好きだと思ったんだろうな?私は好きだぞこう言う人も!

ニヤリとしてヒューバートさんとサリアさんを見た…

ちょっと2人にはモデルになって貰おうか…ニヤニヤ


何か良くないことを察した二人が顔を背けてきた。

やだなぁーもう…悪いようにはしないよ!


「ヒューバートさん、騎士ですしその体格。女性におもてになるでしょう?」


「……い、いえ、任務に忙しく女性と会う機会などありませんから。それに私のような威圧的な体格は女性が怖がりますよ」


あら勿体ない。でも私の世界では需要がありますから。


「サリアさんもとても美人ですね?街でも振り返る人いたのご存じで?」


「い、いえ……私なんてそんな……」


「それで……ヒューバートさん、サリアさん?私のモデルになって下さいませんか?いえなりますよね?」


「も、モデルが何か分かりませんが、特にご用も無さそうなので私は外でお待ちしてますので…」


焦ってますねぇー。一礼して逃げようとするヒューバートさん…逃がすわけ無いじゃないですか?


「いえいえ、今用件言いましたよ?モ・デ・ルって?…ぁあ、被写体になって欲しいんですよ?サリアさんは体験済みですから分かりますよね?」


「………私の分は充分撮られたかと」


「いえいえ、部屋が変わるとまたかわりますよ?それに今回はヒューバートさんという騎士が居ます!そう!騎士です!!騎士とメイドさん……なんと素晴らしい響きなのでしょうか!!?ぁあ!殿下ありがとう!こんな機会をくれて…あ、り、が、と、う!!ふふふふふふ………」


部屋には天に祈る私とあとずさる二人……


逃がしませんよ?




――――――――

「さすがハスーラ家の料理!冷えても美味しいね?」


ってサリアさんとヒューバートさんに話しかけたが2人は意気消沈

確かモデルって結構体力使うんだよね一応休憩も挟んだんだけどな。

2人を撮ってデータ確認して騎士の模擬試合撮ってデータ確認して、でまた2人撮ってって……可笑しいなぁ?


「サリアさん、ヒューバートさんお疲れ様です!ささ、食事にしましょう」


「リア様…今私は喉が通らないほど疲れてしまいまして…少し…少し…向こうの席で休んでいますね…」


そう言ってサリアさんは窓辺にある一脚の椅子に座って外を眺めだした。


「…私は昼はあるので大丈夫です。お気遣いありがとうございま す……ところで、このあとご予定はどのようになっておりますでしょうか?私も今からお昼を頂きたいので教えて頂けたら助かります」


「そうですね……お城の中の写真も撮りたいのですが…特に庭園とか庭園とか庭園とかあるのでしたら撮りたいですね…と言うか騎士の皆様と会話は出来ないのでしょうか?あ、あとお城で働く方々も撮りたいですね」


「………申し訳ございませんが、城のものも仕事故忙しい身ですので、このように写真を撮れる時間はございません。何より殿下からはこちらの部屋に通す以外、他につれて以下など仰せつかっておりますので、庭園も騎士との会話も…………」


「そうですか。分かりました…食後のことは食べながら考えますのでとりあえずゆっくりご飯食べてきて下さい」


そう言うとヒューバートさんは部屋を出て行った。


ちっ…殿下め……ちょっと見るだけじゃん!!そんなに写真が駄目なの?……あ!良いこと思いついた、

私は急いで腕輪に話しかけた。


「坊っちゃんー!おーい坊っちゃん」


『何だ?』


「あ、あのですね殿下に騎士の訓練をもっと間近で見た言っていって欲しいのです」


『お前…朝早く出て行ったかと思ったら…まさか所構わず写真を撮っていないだろうな?』


「安心して下さい、室内から撮ってます」


『…それの何処が安心して下さい何だ?』


「なんと、プロ仕様です」


『ん?ぷろとはなんだ?ぷろとは?』


「一流です、昨日坊っちゃんの部屋から私帰って取ってきた鞄の中に入れてたのですよ」


『あぁ、あれか…で、で何故騎士の訓練を見に行ってるんだ?』


()()()()()には騎士とかいませんし、どんなことをしているのか興味がありますし、こんなにも素晴らしい(色んなイケメンの筋肉に汗が流れる肌の)訓練をもっと間近で見たいのです」


国内は警察官や自衛官で騎士じゃないもんね!それに海外の騎士とかいるけど遠いわ!


『だから見に行ってるんだろう?』


「部屋だと遠くて見えないです(遠視ありますけどね?)」


『でもなぁー……』


「大丈夫です。写真は撮りません」


えぇ、写真はね?この友人のキャリーが何故、素晴らしいのかというと、ウエラブルカメラがあるんだよねー!


『り、りあが、写真を撮らないだと!!?』


「何ですかその驚きよう……」


『本当なのか…?』


「本当ですよ?」


『…………嘘はないな』


「嘘はつかないよ、神に誓って」


ウソワネ?グフフ

まだかなまだかな

ソワソワソワソワソワソワ…


『リア』


「はいはーい」


『写真を撮らず、淑女な振る舞いをすること。これを守れるか?』


「もちろんで御座います、坊ちゃま!お任せくださいませ!!」


『……大きい声出さず、変なことを口走らないようにな…』


「勿論ですわ!それで申し訳ないのですが、その事をヒューバート様にお伝え願えますか?さすがに私が言っても駄目かもしれませんので」


『そう言えば案内はヒューバートだと言っていたな?……まあ、それもそうだな、分かった』


「それでは坊ちゃん、よろしくお願いいたします」


『くれぐれも粗相をしないようにな』


「もちの論の助でござんす」


『……くれぐれもな』


「もちろんで御座います」


坊ちゃんからの声は聞こえないので通信は終わったみたい…

さて、ご飯を食べてヒューバートさんが来たら話は通じているだろうから準備をしていこう。




ご飯を食べてるとサリアさんも少し復活してご飯を食べ始め、ちょうど終わってお茶をしようとしてるときにヒューバートさんがやってきたようでノックが聞こえた。


「どうぞ」


「失礼いたします」


「もう大丈夫なのですか?もう少しゆっくりしてても大丈夫ですよ?お茶飲みますか?」


「それではお言葉に甘えて頂きます」


サリアさんがお茶の用意をしてくれた。言ったの私なんだけど、サリアさんが入れたお茶のほうが私のより美味しいのよね


「殿下から連絡があり、近くで見学しても良いとのことです。ただしその、写真を撮るのはおやめ頂きたいと」


「分かりました、ところで騎士の皆さんは午後も訓練しますか」


「今年入隊した者と本日の任務を終えた者が居ります」


なるほど……


「ではもう少ししたら行きましょうか」



お茶を飲む3人

疑惑の視線を送る2人

それを無視する1人


口が裂けても言えませんからね?写真は撮らないけど動画は撮りまさからなんて口が裂けても言えない…ニヤリ


そんなリアを見てびくりとする2人。リアを好きかってさせると自分たちの精神が削がれると言うことが、午前中に分かったのでどうしようか目で話し合う二人

そんなことをつゆほども知らないにやける一人



「さて、行きましょうか」


「そ、それでは案内させて頂きます」


「あ、少し待って下さいね?」


私はいそいそとウエラブルカメラことめがねをかける、、さ!出発!


「リア様それは?」


「これですか?たんなる眼鏡ですよ?眼鏡をかけると知的に見えるでしょう?」


「え……っとそうですね、とても頭の良さそうなお嬢様に見えます、、、ぇぇはいとても」


「でしょう?」


微妙な反応をされてるがスルーだ


「さ、参りましょう男の花園へ!!」


「「………」」


るんるんな私に対して無言な二人、何故そんなに目が泳いでるのかな?

案内と言っても訓練場の近くにいたのですぐに着いた。ヒューバートさんが隊長殿に挨拶してくるとのことで

こんな間近で騎士を見られるなんて!!ありがとうございます!!とりあえずカメラの録画ボタンを押してと。


ヒューバートさんと一緒にしろ髭を少し生やしたグレーの髪の筋肉もあり体格の良いイケオジがこちらに来た。


「こんにちはお嬢様、私はこの第一部隊隊長を務めておりますジャレッド・ホワードだ。むさ苦しいところではありますがゆっくりしていってくれ」


うむ、素晴らしい…貫禄ありますね~


「あ、ありがとうございます。お邪魔にならないよう出来る限り端の方で居ます、ただ、間近で騎士様に初めてお目にかかったので少しお話でも出来たら嬉しいなって……」


じとめでみてくるヒューバートさん…ごめん!欲望が!


「あ、いえ、何でもございません」


「ま、好きに見て行って来れ」


「ありがとうございます」


さっと背を向け去って行くジャレッド・ホワードさん……格好いいなぁ


「今の方、結構慕われてそうですね?」


「はい、勿論!」


あう…とてもキラキラしたお顔になったヒューバートさん…美形ではないけどイケメンなんだよね…忘れてたわ…


「ホワード様は隣国の戦いの時や友好国へ侵略してきた敵国との戦いの時、我が国を勝利へ導いた方なのですよ。力もあり指揮官としても素晴らしく、また彼の戦術には度肝を抜かされますよ」


「尊敬してらっしゃるのですね?」


「勿論です。彼を尊敬しない騎士はいません」


爽やかな笑顔をありがとう。もう私の心が満たされました……が、しっかりとこちらの騎士様達の動画も残しておかなければなりません!あぁ、この今の笑顔の写真ほしいわ。


「そんな凄い方の写真を撮れないのは残念ですが…ヒューバートさん、あとでもう一度写真を撮らせて下さい」


「え゛っ」


凄い引きつった顔だなー、ま、さっきの写真の彼も少し引きつった顔が多かったけどね……


「あ、別にポーズは要求しませんよ?ただ、ヒューバートさんの笑顔の写真が欲しいと思っただけですので」


そうなんだよねー、自然に笑った写真無かったわ…失態だわ。


「…分かりました、また先程の部屋に戻ったときにでも」


「ありがとうございます」


さっと訓練場を向いた私は隣でじっと見てくる視線に気が付かなかった。

そう言えば主人公の顔がどう見られてるかあまり書いてないことに今更気がつきました…

別視点でも入れようかな?でも入れるタイミングが分からないので、そのうち……そのうち…きっと多分


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