受けてみたい教育
前回教育についてとかやったんで実際に受けてみたい教育について。
基本的に、お題目はいらないんで実利から選択させるのがベストでしょう。
自分がどう偏ってるのか、ということを、子供は自分の好みという点から十分理解してるはずですから。
だからこそ、平均的な教育というものになんの価値も存在しないわけで、精々現文が意思疎通に無理がないレベルで、四則計算が満足にできれば良いだろうというところ。
それ以降は本人の資質によって十二分に偏った教育をすべきだろうと思います。
思想的に偏ったという意味でなく、能力的に偏った、という意味ですけどね。
そういう前提で私が学んでみたいことを書いてみるとすると……。
まず、TOEICで点数は取れないかもしれないアメリカに行って通じる英会話が学びたい。
プログラムの実例探したりすることも多いんで、英語の読解はある程度のレベルだとは思うんですけどね。
かといってそれで会話できるかと言われれば不可能と言わざるを得ない。
まず聞き取れませんし。
読み書きはできるから会話ができるようになりたい、わりと切実に。
とは行っても読み書きができれば仕事上も生活上も困ることはないんでそんなにモチベーションが高いというわけでもないんですけどね。
次、工学ベースの数学。
実際にこういう部分のこういう数値を考慮してこういう計算をしてる、とか、実例を交えた数学というのが学んでみたい。
例えばエンジンだとかロケット部品だとかに三角関数が不可欠だという部分はなんとなく想像できるものの、じゃあ具体的に数学で学んだことがどう活かされてるのか、とか、肌で感じながら学べば学習効率は飛躍的に上がるハズというところ。
他、延々と古典文学を読みふけりたい。
単語だとか活用だとかを覚えるより読んだ方が早いというその一言に尽きるんですけどね。
それと、地政学と世界史ですかね。
行ってみたい観光地だとか国の地政学的な立ち位置だとか歴史的背景を徹底的に掘り下げてみたい。
こういうのは複合的に学ばないと総括的な理解が難しいですしね。
そしてなにより、興味という起爆剤がないとそもそも覚える価値を感じ得ない分野でもありますし。
など、など。
ある程度育って自分で考えるようになったからこそ思う教育だとかアカデミックな勉学に対するアンチテーゼというかなんというか。
結局、子供に教えられない教師って子供の興味を引くことが下手な教師なんだろうなあと思う部分。
もしくは子供の興味を理解してない、だとか。
授業を受けてて面白い教師なら普通に真面目に取り組む生徒が増えるだろうし自浄作用も働くだろうという部分がある。
逆に、単に覚えるだけならテキストさえあれば教師なんて職業そのものが不要でしょうというところ。
そういう教育に切り替えた方が『強い』教育ができるんじゃないかな、とか思いますね。
美術だとか音楽だとか書道だとかは作品を鑑賞させるのがメインで良い気もする。
やれと押し付けるのがまず間違ってるというイメージ。
やりたいと思うから良いものができるんじゃないの、と。
技術だとか家庭科だとかもそうですね。
やりたいと思わせる努力が必要で、その面が著しく弱いという感覚がある。
なんにしても概ねすべての日本人が必要なものって四則計算と現代日本語程度なもので、それ以外は必要に応じて自分で学ぶ姿勢があるものだけで十分な気がする。
どうしても教えておきたいなら漫画にでもして配れば良いんじゃないですかね、とか。
少なくとも教科書を丸暗記するよりはその方が記憶には残るでしょうし。
日本史とか、諸外国の圧力のせいでいかにも正しくないものが教えられてる辺り特にそう思う部分があったりなかったり。