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妹と兄、ぷらすあるふぁ  作者: 姫崎しう
いちねんめ
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英語

 あたしが英語の勉強をしているときです。


 最近はわからない問題があるとお兄ちゃんかねぇねが教えてくれるので、リビングで勉強をすることが多くなってきたからでしょうか、いつの間にかお兄ちゃんが後ろからあたしの手元を見ると、感心したような声をあげました。


「最近は小学校でも英語やるんだな」


「国語や算数みたいにはちゃんとやってないけどね」


 学校でやるのは授業というよりもレクリエーションに近い感じがしないでもないです。


 そんなことを話しながら、手もとの英語の書いたプリントを見ていると、わからない事もないけれど聞いてみたいことを見つけたので尋ねてみることにします。


「ねぇ、あーにぃ。夜のnightと騎士のknightって読み方一緒だよね?」


「そうだな」


「じゃあ如何して騎士の方は最初にkがつくの?」


 そう尋ねるとお兄ちゃんは少し考えてから口を開きます。


「例えば王様とか王国とかはkingやkingdomでkがつくわけだ。だからそれらを守っている騎士にもkをつけたんというわけだ」


 お兄ちゃんはそう言いますが、そしたらqueenとかprincess、princeあたりもkが必要になるんじゃないんでしょうか?


「ま、今のはあくまで覚え方だから実際にそうってわけじゃないがな」


 あたしが首ひねっているとお兄ちゃんが急にそんなことを言い出しました。あたしは何のために悩んでいたのでしょうか。


「じゃあ、どういうことなの?」


 改めてあたしが尋ねると、お兄ちゃんは首を振ります。


「もしかしたら教えてもらった事があるかもしれんが、正直わからんな。そう言った単語が出てきても気をつけろ位しか言われなかったし、だから何となくで覚えて言ったしな」


 そう言われたのであたしはとりあえずお礼を言っておきましたが、正しいことを教えてもらえなかったことよりもお兄ちゃんでも分からないことがあることが何となく驚きでした。

自分は今の小学校の英語の授業がどうなっているのかは知りません(大事)



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