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妹と兄、ぷらすあるふぁ  作者: 姫崎しう
いちねんめ
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76/1000

エ〇クサー

 ある日あたしが家に帰ると、ねぇねがリビングでテレビゲームをしていました。お兄ちゃんはそれを後ろから覗き込んでいる状態です。


「妹ちゃんおかえり」


 あたしが見慣れない状況にぽかんとしていると、ねぇねがあたしに気が付いてそういってくれたので「ただいま」と返します。


「ゲームしてるなんて珍しいですね」


「貴女のお兄ちゃんの部屋あさってたら懐かしいものを見つけたからついね」


 家にゲームがあったなんて驚きです。でも、何となく昔はお兄ちゃんもゲームをしていたような気がします。


「まあ、勝手にあさるのはやめてほしいがな」


 お兄ちゃんの当然ともいえる抗議にねぇねは反省していないように笑うと、ゲームの画面に視線を移しました。


 それからお兄ちゃんと一緒にねぇねのプレイを見ていると、不意にお兄ちゃんが声を出しました。


「そのアイテム使っちまうんだな」


 それを聞いたねぇねが一瞬何のことか分からないような顔を見せると、すぐ納得したように「ああ、これね」と言います。


「だって、使わないともったいないでしょ?」


 ねぇねが使ったのは体力と魔力を全回復させるアイテムらしいですが、あたしにはそれがどういうことなのかわかりません。


 だから、下手に口出しすることはせずに二人の会話を聞いておくことにします。


「レアアイテムなわけだし、もっと使い道があると思うんだけどね」


 お兄ちゃんがそう返すと、ねぇねは少し考えるように首をかしげ笑顔を見せます。


「あ~、だから毎回授業に出てるのね。今休むと勿体ないとか考えて」


「いや、講義を休むのに勿体ないも何もないだろう」


 笑っているねぇねに対してお兄ちゃんが呆れてそう言います。


 結局ゲームのことは何となくしかわかりませんでしたが、ねぇねが授業をずる休みしているというのはよくわかりました。

 基本的に大学生は四回ほど使えます。


 使いすぎるとボス戦が大変になります。


 ただし、ボス戦では使うことができません。

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