表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妹と兄、ぷらすあるふぁ  作者: 姫崎しう
いちねんめ
50/1000

日本語

 夏休みの宿題の中には言葉の意味を調べるといったものもあります。その中で、よくわからないものがいくつかあったので、お兄ちゃんに聞いてみることにします。


「ねぇ、あーにぃ」


「どうした、妹よ」


「どうしてぞっとするのにぞっとしないっていうの?」


 お兄ちゃんはそれを聞くと、ちょうど開いていたパソコンをカタカタと鳴らして調べてくれたようです。それからあたしの方を向くと


「ぞっとしないと言うのは怖いとか恐ろしいを表す『ぞっと』の否定ではないみたいだな。だからぞっとしないってのは『怖い』とかいう意味はなくて正しくは『面白くない』とか『感心しない』と言う意味らしい」


 それを聞いてあたしは「そうなんだ」と納得します。


「でも、そうなると『怖くない』とか『恐ろしくない』っていうときはどうするんだろうね」


 あたしが何気なく尋ねると、お兄ちゃんは全く考えることなく口を開きます。


「『怖くない』とか『恐ろしくない』って使えばいいんじゃないか?」


「そっか」


 あたしは次の問題に移りました。

日本語難しい……ぞっとしないことはないけれど……むしろぞっとする……


ニホンゴオモシロイヨネー

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ