第4話 緊急搬送
プロジェクトABC 研究員 穂積みゅう が撃たれて、順天堂大学病院に運ばれ、緊急手術になった。
僕と警備担当課長が駆けつける。通勤時は、警備がついているはずだった。
手術室に2時間入っていた。拳銃の弾が1発、鎖骨付近に入っていたそうだ。命に別状はなく、安心する。全身麻酔が効いているので、夜中の3時ごろまでは寝ているそうだ。
僕は、定期的に東京には戻っている。
いったん病院から出て、警備担当課長 等々力 早苗から事情を聞くために喫茶店に入る。
お茶の水の自宅マンションから、地下鉄の駅に向かっていたところ、地下道で撃たれたという。犯人は逃走したのでまだ捕まっていない。警察が防犯カメラで足取りを追っているそうだ。
全く不可解だ。なぜ特定されたかが不明。なぜなら、彼女は特に表に出たことがなく、黙々と開発所でAI相手に作業をしていたからだ。テロとか、狂信者に狙われるはずはない。
最近、離婚をしたというが、その線か?
警備は、つかず離れず近くを歩いて警戒をしていたらしいが、地下通路の角から現れて突然こちらに走ってきたので、彼女の前に出ることもできなかったという。
状況はわかったので、報告するために研究所に向かった。
千駄ヶ谷の駅近くの本部があるビルに入る。昔、将棋会館があった場所に建ったビルだ。報告といっても、だれがいるわけではなく、報告書を書いて、リーダークラスにメッセージを送るだけだ。
そのためだけにここに来る必要もないのだけど、アホウドリに行ってた間に届いた書類などを見たかった。
病院に戻る。ナースステーションで、関係者だと名乗り、説明を受ける。3週間ほどの入院になるそうだ。
やっと落ち着いた。
穂積みゅうと同じ研究をしている 若林 はるか に連絡を取ると、いつものようにリモートで仕事をしていて、自宅にいるみたい。タクシーを呼ぶ。20年ほど前から都内でも、自動運転に切り替わった。スマホで、行先も指示できる。会話はないが、静かなジャズの曲が流れている。
彼女はセフレなので、溜まっているものを爆発させたい。
合鍵で中に入るが、足の踏み場がない。台所からはなにか匂っているし。作業に使っている部屋に入り、座っている彼女、うたたねしている、後ろから抱き着く。はっとして飛び起きたが、匂うぞ。
風呂に抱きかかえていく。途中口づけをしたが、これまた匂う。日々の生活が想像される。ボディーソープをいっぱいぬって洗いっこし、シャワーを一緒に浴びた。その間にお湯を入れてた風呂に一緒に入る。気持ちよくって寝てしまいそうだが、息子は硬くなっている。
手で握られたとたん暴発した。




