表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/16

第15話 協力者現る

 朝起きると、さやかはPCの前でうつぶせになってうたたねしている。

 えっ、隣に少女がいる。別のPCの前でうつぶせになってうたたねしている。パンツにキャミソール姿だ。

 二人とも風邪ひくぞ。毛布を掛けに行くと、少女が目を覚ます。はっとして胸を押さえる。大きい。



 聞くと、はるかに呼ばれて、FPGAのプログラムを作っているそうだ。X線照射のパルスを特定なパターンで発射できるようにすることが最終目標だという。


 わからん。FPGAって何だ。


 聞くと、船内の作業でもたくさん使われているそうだ。ゲートとかがたくさん入ったロジックICで、電源を入れるとその内部接続の設定が読み込まれて、マイコンよりずっと高速に仕事をするそうだ。設定する内容は、PCで普通にプログラムで作り、FPGA基板に搭載しているROMに書き込むそうだ。だから、決まった処理なら、電源を入れると毎日同じ動作をすると。

 マイコンと同じようだな、というと、全然速度が違うという。


 さやかも目を覚ました。

 何をしているのか、わかるように説明してねと、下手に出ると、息子を触らせろと来た。

 その前に説明しろ。


 MOFを設計している。AIに最適なのを探させることを試みたが、AIが学習したレベルでは、解決できないらしい。変な答えばかりを提示する。

 発想を変えた。

 現場で、有機体の鎖の長さを可変できるMOFを作れないかと試した。これは試している人が多くいたらしく、いくつも候補が出てきた。

 残渣の毒になる物質は亜鉛、レアメタル自体、酸素の化合物だ。このうち亜鉛をMOFで取り込みたい。でも、化合物をMOFの隙間を調整するだけでは取り込めないのだ。

 強力な電磁場の中でX線の照射を独自のパルス列で行えば、亜鉛がイオンになり、トンネル効果で、するっとMOFの隙間を通過するのではないかと。


 全くわからんが、そのまま、副リーダに送信した。


 スマホで、レポートを送っていると、ソファーの隣にきて、むぎゅっと息子を握ってきた。なぜか、その少女も手を添える。

「精子をいただくと、肌がきれいになると聞いたので、ぜひ」


それ、都市伝説だぞ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ