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第109話

ものくそ間が空きましたが、久々の更新になります

小屋の外から人の声が聞こえる、ミーデやリアに外の警戒をお願いしているので、問題ない。とりあえず、王女の様子を見て来るかと体を起こしたのはいいがすっかり日が昇りきっている、どうやらだいぶ寝てしまったようだ。


王女はまだ寝ているが、体というより魂というべき部分への負担が大きかったこともあってなかなか目を覚まさないだろうと思う。それにいくつか欠落していた部分は外崎のを参考に修正をしたけどあれが俺や外崎みたいにこの世界に飛んできた人間特有のモノだったら色々まずいかもしれないし。

それにしても外崎の時はなんだかんだで7日以上の時間がかかっている、と言ってもクロノスのおかげで伸びたんだっけ?

少なくとも、もう2・3日は起きないかもしれない、部屋を出て特に準備無くここに来たことを後悔しつつ、この後どう動くか悩む。食べ物がないはかなり痛い、一狩りいくか?



リアにその辺の木から簡易ベッドを作って貰って、担架みたいにしてみんなに運んでもらうかそれとも一旦帰って馬車とか手配してくる?護衛は精霊の皆がしてくれるけど目を覚ました時にゴーレムしかいないんじゃ嫌か、やはり目が覚める迄待ってそれから帰る?


小屋の扉が開き、入り口にいたのはなんとルーだった。


「・・いた」

「ルー、どうして」

「迎えに」

「いや、危ないだろ。それにどうやってあの距離をこんな短時間で」


入り口からぞろぞろと騎士たちが入ってくる。


「そりゃ、うちの国で早くて体力のある馬達を使いつぶしかねない走らせ方をしてここまで来たからな」

「あんた達は?」

「この嬢ちゃんにケツを蹴られて、ここまで来た情けない騎士だよ。姫様が攫われたという情報はごく一部の近衛にしか回っていなかった。そのおかけで、こんな人数でしか来れなかった。」


確かに一国の姫を助けに来た騎士とするなら人数が少ない、でもこれで人手が出来た。


「それは良いです、馬車は持ってきていますか」

「あぁ、姫が普段乗っているものではなく。俺たちが遠征で使うような奴だが森の入り口に」

「いえ、十分です。王女はまだしばらく目を覚まさないと思うのでそこまで運ぶ担架を用意して欲しいのですが」


騎士達に今の状態を伝え、必要な準備を進めよう。







お読みいただき、ありがとうございます。

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