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第100話

不定期で申し訳ないです

集落には見張りもいなければ生き物がいる気配もないでもここで王女のマギアナは切れている。今は目につく建物を確認していくしかない。

視界の端にルーの母親の墓が見えたが、荒らされた様子はない様で少し安堵した。


「あら、ずいぶんとお早いご到着ね。」


集落の中に足を踏み入れただけで、何かの姿が見えるわけではない。


「でも、残念。私の器を連れて来て欲しかったのに」


集落の中で一番大きな建物、オークサージェントが複数入っていた小屋の中から異常な大きさのマギアナを感じた。


「そこにいるんだろ、この魔物の集落にいるってことはあの時の関係者か」

「関係者といえば関係者ね」


姿を現してきたのは女の姿の魔人だった。

頭に角を生やし、妖艶な姿はきっと男だったら誰もが羨望のまなざしを向けるだろう、それぐらいにすごいプロポーションに綺麗な顔だった。

でもね、俺には俺を縛るものがあってそこから簡単に抜け出せないんだよ、お陰で魅了系のスキルをレジストできるようになっているんだからこれはもう外崎の加護っと言っても問題ない気がする。


「さぁ、こっちに来て」

「そうだね、王女を返してくれる」

「・・・・なぜ」

「魅了系のスキルが効かないこと?」

「あなたがイレギュラー?」

「そのイレギュラーってなんなのさ」


イレギュラー、この言葉が何の意味だかさっぱり分からない


「そうね、ヒントというより貴方気づいているのでしょ。魔王は7柱、召喚魔法陣は全部で7つのはずだった」

「俺たちの世界でいうところの7つの原罪、それに対応した魔王とそれにかかわる魔法陣」


これが考えていた事、そして繋がった。


「あら、あなたの世界にも似たような者がいるのね、そして私たちは召喚された器に自らの魂を移し替えるの、そうすれば私はいつまでもこの姿、この力を持ち続けることができるわ、永遠の美貌と若さを手に入れるのよ、素晴らしいでしょう」


あのこの世界への最適化の内容におかしなものが混ざっていたのはこういうことか、本当に外崎を連れてこなくてよかった。しかし、王女の体では最適化できないはず。


「召喚ができないときの保険か」

「馬鹿ではないのね、そうね、あの子で時間稼ぎをしようかと思ったのだけれど、誰かが邪魔しようとおかしな魔術陣を持たせてくれてるから」

「そりゃ、よかった」

「どうやったら、あんなものが作れるのかしら」

「オリジナルのウィルスを解析済みなんだ、そんな簡単ことを聞かれても」

「そう、じゃああなた死になさい」


周囲を囲むように足元から大量の魔物が現れた


本編100話

リアル多忙の為不定期更新になります。

お読み頂きありがとうございます。

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