出会い
「ハックション!」
もうすぐ新学期が始まろうとするのに俺は花粉症にかかっていた。
俺の名前は,
中村翼。
サッカー部に所属していて
市の代表に選ばれている
チームのムードメーカーだ。
何より新学期を楽しみに
していた俺は好きな人と
同じクラスになれるように
願っていた。
そう,
俺の好きな人は
元1-B組の
西川綾香。
綾香はこの
東條中学校での
アイドル的存在な人だ。
メアドがほしいと思い
友達から教えてもらった。
俺は友達に
綾香のメアドを聞いた。
『綾香のメアド教えてくれへん?』
『いいよ!』、、、
と俺は綾香のメアドをゲットした。
ドキドキしながら綾香に
メールを送った。
『元1-A組の中村翼やけど知ってるかな?』
後々この文章に自信がなくなってきた。
返事が気になる。
―ブゥゥゥン,ブゥゥゥン...
あ、きた!
綾香からだ。
『あ〜翼ね。知ってるよ。登録するね〜!』
可愛いなぁ。
俺はこの子に惚れてしまっていた。
ある日のこと。
『090-XXXX-XXXX』
綾香の電話番号だ。
すごい嬉しかった。
正直どうすればいいのか
わからなかった。
『ワン切りしていい?』
『いいよ〜!』
俺はドキドキしながら受話器に
手をかけた。
―プルルルルルルル,プルルル..
あれ?
「もしもし」
、、「はい?」
「ワン切り失敗だね?」笑
「あ.うん!ごめん」
「あははは!こっちこそ悪いことしちゃったね。じゃあね」
「ああ.じゃあな」
―ガチャン
びっくりした。
でも、、なんか
嬉しかった。
ドキドキが止まらない。
「ふ〜」
緊張のあまりにため息がついた。
―ブゥゥゥン,ブゥゥゥン
『さっきはごめんね。』
正直ありがとうと
言いたかった。
『いいよ。こっちこそ何も喋れなくてごめん。』
はあ。
綾香の事しか頭にない。
新学期まで後三日。
俺はこの春休み綾香との
メールが1番の楽しみだった。
綾香と同じクラスになれればいいのにな、、
新学期への楽しみは
これしかなかった。




