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とある公爵の独白  作者: カイガラ


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14/14

独白14

さて皆が一件落着という顔をしているが私にはもう1人今回の件ケジメをつけて貰わねばならない人がいる。


「陛下、今回全ての原因は貴方です。」

「わ、わかってる。」

「ではしっかりケジメをつけましょう。」

「ケジメ?」

「ええ。この国には既に立派な王太子殿下がいらっしゃいます。そしてこれから第2王子も王妃様の教育でやり直せるでしょう。ということはもうお子は必要ありませんよね。」

「え?エリク何を?」

「王妃様いかがでしょう。」

「確かにそうね。側室達も皆嫁がせる準備はできています。後宮の厄介者のシャルルもいなくなる。なら陛下も使うことがなくなりますし、もう要らないでしょ?」

「アマンダ…待ってくれ…」

「いいえ。子供達がやり直そうとしているのですから貴方もけじめをつけるべきですわ。」


王妃の無言の圧に何も言えなくなった王は流石に去勢する事はなかったが多くいた側室達を手放すことを承諾。これで王の女性問題で振り回されることもないだろう。


その後愉快な仲間達は男爵令嬢以外何とか親とクレアに許してもらい殿下と同じく2年間の無償奉仕活動ということで落ち着き、男爵家は没落国外追放となった。追放された後野盗に襲われ死体が発見されたらしい。

リュシアード殿下は王妃様の指導の元1から勉強をしているようで毎日へとへとになるまで頑張っている。

クレアはあの後毎日のように謝罪に来ていた王太子と意気投合したらしく、最近では一緒に出掛けることもあるのだとか…解せんな、この間婚約解消したばかりなのに簡単に娘をやるつもりは無い。

王は毎日政務に終わると王妃様の元に飛んで帰る日々が続いた。しかしいくら話しかけても仕事以外の話は無視されるようで、どうすればいいのだと嘆いていた。

私は今でも宰相として王の補佐をしている。妻も謁見の間での出来事を一部始終聞いて隣国に移住するのを思い留まった。その変わり2週間という長い休暇を頂いたので家族で隣国に旅行に行くつもりだ。その時に酔った勢いで話さないように気をつけねばな。




我が国の王は賢王である

国が豊かになるよう様々な政策を行い

貧しい人々の助けになるよう仕事を斡旋したり寄付を行い

学校を作り身分関係なく学べるようにし

そして先代の王が女性で愚王と呼ばれたことを戒めとし自らはたった1人の女性を愛し続けた。

王妃はそんな王を支え王子と王女2人の子供を産み自ら教育をし立派な後継者に育てあげ

王の弟も若かれし頃の過ちを戒めに王の補佐として戦争では先陣を切り我が国に多くの勝利をもたらした。



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