ぼくらの空には銀の星が降る。
「わたしは大人になれないの、かみさまが許してくれないんだって」
左肩に鈍く光る大きなアザを僕に見せて、神原麗花は自嘲気味に笑った。生まれつき、彼女の身体には真っ黒いアザがあった。それは日に日に身体を蝕み、原因もわからないまま彼女の死は約束される。
「それでも、わたしのこと好きでいてくれますか?」
震えながら微笑む彼女と、笑うことしかできなかった弱虫な僕。
そんなぼくら二人の空には、銀色の星が降っていた。
左肩に鈍く光る大きなアザを僕に見せて、神原麗花は自嘲気味に笑った。生まれつき、彼女の身体には真っ黒いアザがあった。それは日に日に身体を蝕み、原因もわからないまま彼女の死は約束される。
「それでも、わたしのこと好きでいてくれますか?」
震えながら微笑む彼女と、笑うことしかできなかった弱虫な僕。
そんなぼくら二人の空には、銀色の星が降っていた。
花の字を持つ女の子
#1 2001年 4月6日 『教室』
2014/05/06 19:15
(改)
#2 2014年 4月20日 『病室』
2014/05/06 20:08
#3 2001年 7月20日 『アスファルト』
2014/05/06 23:40
(改)
#4 2001年 7月20日 『ひみつ』
2014/08/07 19:34
(改)
#5 2014年 4月20日『病室』
2015/04/18 20:22
(改)