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愛しい君へ。  作者: 紫染-シゾメ-
3/9

消えて、私は気付く

朝ごはんを作る。

きっと君も疲れていて、今日は寝坊しているだけ。


あれ、君が私より遅く起きた事、あったっけ。

2人分の朝ごはんを作って君を探す。


「もうご飯、出来てるのにな」


私の部屋を探す。

両親がいた部屋を探す。


いない、いない、いない

この部屋にもいない

ここは?ここも?

いない、いない、いない、いない、いない


靴を見る。

どこにもない。


あれ、君が靴を履くところ、見たことあったかな、

あれあれ、君の靴を置く場所がこの靴箱には無いみたい。


あれ、どうしてだろう。

私の部屋があるなら一緒に住んでる君の部屋もある筈だよね。

他の部屋なんて死んじゃった私のパパ、ママ、二人の部屋しか無いじゃない。


まるで元々君がいなかったみたいに、

いや、私が消えたのかもしれない。


君はパパとママの所にいるの?

私1人を取り残して。


それとも私があなた達を置いていってしまったの?

分からない、分からないよ。


ねえ、どこに行ったの。

ねえ、僕。

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