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プロローグ
突然の出来事だった。
「ど、どちら様.....ですか.....?」
ある日、アパートに帰ると部屋の中に白いシーツみたいな布を被ったナニカが冷蔵庫を物色していた。
ナニカはガサゴソと音を立て冷蔵庫を漁ってると急に音が止まり、こちらへ振り向いた。
布がずり落ち、顔が見える。
女の子だった。背が小さく、瞳が大きい。雪の様な白髪はスラッと腰まで伸びていて、袴の様なものを着ている。
少女は手に持っている物を差し出す。
「人間、これをワシに作れ。」
手に持っているのは、冷凍たい焼きだった。
「え、嫌です。今日のおやつなので。」
これが神様と僕の初めての出会いだった。




