なつめそうせき せんせい
なし
10月までは
とてもあたたかい日がつづいたけど
いつのまにか日がしずむのが
はやくなって
すこし肌寒くなったころ
ソンホがぼくに
うちにこないかとさそってくれた
このごろは
かんきょうになれてきて
すこしはえいごがわかるように
なってきたのか
ぼくの英語力も
こんなことを言っているんじゃないかなと
わかるようになってきた
でもやっぱり3つに1つは
はずれるけど・・
そして、こちらはしぶしぶで
なれたけど、ハドソン流 イギリス料理。
毎日食べているのでおばあちゃんの料理に
完全になれた。
もしかしたら、今のぼくは日本のママに
イギリス料理のかいせつができるかもしれない。
それくらいのぼくは
英国料理にくわしくなった。
でも、やっぱり
ぼくが一番好きなのは
ハドソンおばあちゃんが
そのお母さんに習った料理。
ハドソンさんが小さいころ
住んでいた
スコットランドの料理
そして
ぼくがイギリスに来て
はじめて食べた料理。
ひき肉のいためものみたいな料理。
ハドソンさんは
「私のふるさとの味」と
日本語で教えてくれたハギス。
パパはあんまりすきじゃないみたいだけど
ぼくはそれがいちばんすき。
そんなパパも
がんばってるぼくをみて
すこしはげんきになったみたいだけど
まだまだくらいふんいきが
ただよってる
こないだもパパは
「なつめそうせき
大先生も
このうすぐらい
天気で
ノイローゼになったんだよ」
っていってた
なつめそうせき せんせいが
だれだかしらなかったけど
つづけてパパは
とおい昔に日本から
こちらの大学に来た人って
おしえてくれた
でもぼくがおもうに
パパは
ちょうしがわるいのを
てんきやりょうりやまわりの
せいにするけど
やっぱり
ママがいないからなんじゃないかな
そうおもった
そして
そんなこんなで
しぶしぶパパが
きょかしてくれて
ぼくはソンホのいえに
いくことになった
なし