カラーズ! 魔法少女が戦うもの。
「さて、崎玉柘榴君?」
「うぉっ、な、なんだよ」
いきなり、尾原綾美に声をかけられた。
「君、カラーズに入るのなら、相当の覚悟をしておくのね」
「入らねえよ! 誰が好き好んでこんな痛い集団に入るか!!」
「へー。ぼくのあれ、責任とってくれないんだ。だから、男って嫌いなんだよ」
「っ?!」
俺の横で、短剣を構えた月代が、どこか焦点のはずれた目でこちらを見ていた。
「怖っ」
「さて、崎玉柘榴君。いまカラーズが戦って倒したこの巨大ネズミは、レッドデータアニマル。つまり絶滅危惧種だってことは聞いたわね?」
「は、はぁ」
「彼らの恨みやつらみを晴らすために、私たちは活動しているの」
「は、はぁ」
「カラーズは確かに人間のために戦ってるかもしれない。でも、戦っている相手は人間が今まさに絶滅においやっている生き物たちなのよ!!」
「……えっと、で?」
「鈍いやつね。つまり、こちらからすればあなたたちは悪なのよ!!」
「いや、俺こいつらの仲間でも何でもないんで」
「ひどいっ。あの夜のことは遊びだったのね!」
「青野蒼さん! 誤解招くような発言やめてください! つか、今日会ったばかりですよね!!!」
「うちはシリアス★ブレイカーなのよ」
「知るか!!」
「じゃあ、私帰るわね。尾原綾美は帰っちゃいます。じゃあ、さよなら」
「え、言うだけ言ってそれだけっ?!」
「だって、私、このあとストロベリ●ナイト見たいの」
「あんたもかっ……」
こうして、俺は寿荘に帰った。
ほんと、すみません。




