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27 帰り道

 ショウは山村と仲がいいらしいが、最近彼と時間帯が合わなくて(デート行ったり、塾行ったりしていて)一緒に帰る頻度が減っている、とのことだった。私たちは、昨日と同じように一緒に帰っていった。


 「今日さ、親の仕事の関係で夜ご飯作れないから、どこかで適当に食べてきてって云われてるんだけど、この辺で何かおすすめの店ある?」


 道中の池のある公園のベンチに腰かけて、私はショウに聞いてみた。彼がスマートフォンで食べログを見せとしてきた瞬間、彼のところに通知が入ったようだ。


 「え、僕も外食していいって言われたんだけど」


 私は奇跡が重なったことに感動した。私は、一緒に行かない? と彼に提案した。彼は特に迷う様子もなく受け入れてくれた。


 「なっち、どこか行きたい店ある?」


 さっき私が君におすすめの店を聞いたのに……。そう思いながらも、私は、H駅から歩いて5分くらいのラーメン屋が気になっていることを伝えた。


 「あーあれか、わかった。僕もラーメン行きたかったし」


 私はかなりラーメンが好きだ。ショウも同じらしい。2人でそのラーメン屋まで向かっていった。帰り道の途中にあるので、遠回りをすることなく向かうことができる店だ。


 私は二人でラーメン屋の中へと入っていった。


 店内はすいているとは言えないものの満席ではない。私は適当な席を選んで腰かけた。


 中は普通のラーメン屋という感じであり、何冊か漫画が置いてある。見た感じ、カルタ部をテーマにした最近の漫画もあれば、22世紀から来た青いネコ型ロボットの作品と言ったような昔からあるものもある。ただ、特に変わったものは置いてない。食券を先に注文する仕組みのようだ。初めてくる場所であるが、私は普通に食券を買い席に座った。


 麺の固さが6段階、また味は「こってり」と「あっさり」があるようだが、私もショウも下から3番目の「ふつう」の堅さの麺をあっさりで頼んだ。


 ショウは特に話すことはなさそうだったので、私は12月に行われる予定であるヘリアンサスガールズのライブについて説明することにした。


 「12月に行われるヘリアンサスガールズのライブのことで、少し話しておきたいことがあるんだけど」 

 「まさか、僕が入れなくなるとか? それともなっちのサプライズ出場がなくなるとか?」

 

 傾向なのだが、ショウは不安を妙に増幅させがちである。私は、そんなことないよ、と言って安心させた。


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