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20/112

20 学園祭準備 3

 9月になるが、外は燃え盛るように熱い。ウェザーリポートで気温を確認すると、33℃とのことだ。今年(2022年)は4年前に匹敵する記録的な猛暑ということで、それが長引いているようだ。(私もだけど)ショウは暑さにかなり弱いらしく、目眩がしてきたといっていた。


 「暑いね、早く冬になってほしいんだけど」


 ショウは言う。私は花粉症を除けば春明けの季節が一番いい、と思っている。彼も同じようなことを思っているようだった。


 「1年中15℃くらいの気温だったらいいのにね」


 2人で楽しく話しているおかげなのか、暑さはあまり気にならないが、それでも暑い。早く水筒を飲んで水分を補給したいと感じていた。


 「涼しい!」


 校舎に到着すると、2人は同時に声をあげた。入ってすぐのところに自動販売機があるので、ショウはEnergy Marinoを買って、コップ1杯ほどの量を飲んだ。


 「美味しい!」


 2人はウォータークーラーで水分を大量に取った。


 「あ、長谷川ありがとう!」


 ショウは教室に戻り太田に絵の具を渡した。その後、私はやってほしいことをいろいろと指示していった。彼は私たちの指示に的確に答えてくれた。


 3時10分のチャイムが響く。ショウと一緒に1時間ほど色塗りを行っていると、もう帰れる時間になっていたが、実行委員という立場もあるため、最終下校の6時まで残ることにしていた。


 「その段ボール、落ちてると邪魔だからどけといて」

 「そこにある養生ようじょうテープとって」

 「机の上に置いてあるCD流して」


 太田と私はショウに、色々な雑用を頼んでいっていたが、そろそろ彼の限界に達してしまったようだった。


 「なっち、なんで僕ばっかりそんな雑用させられてんの?」

 「だってショウ、色々と下手なんだもん」


 私は正直に言っているつもりだが、ショウには結構ショックだったのか涙目になっている。私と彼は仲がいいつもりなので正直に言っている。仲が悪ければこんなことはさすがに言わない。


 「なっちって、意外と煽ってくるよね」

 「え、そんなつもりないんだけど」

 

 私は自分の想いを正直に伝えているだけで、煽っているという認識はないがそう受け取られても仕方ないかもしれない。


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