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ラリアーラヘルツ帝国

明けましておめでとうございます。(遅)

いつの間にかお気に入りが二人も増えて7人になっていました……、更新が遅れて申し訳ないです。


 帝国への移動中、レリーシアを含む帝国軍の機体を観察した所飛行する為のユニット、ブースターやらスラスターが一切無いことに気付いた。


 移動にしても歩行による物で、戦闘中にも"跳ぶ"事すらしていなかったのは全長約14m程(自機の機体スキャンで判明)のロボットを空中で機動制御出来るほどの機能が備わっていない、と言うことだろう。


 次期王女と言っていたレリーシアの機体は見るからに特注らしいワンオフ機体、生き残った一兵卒らしい人の機体にスラスター等がついていなくても納得出来る。


 でも位の高い人物の機体にすらついていないとなると、これはもしかしなくとも空を飛ぶという概念すら無いのかも知れない。


 (通りで俺が飛んだ事に異様に食いついてきた訳だ……)


 迂闊だとは思わない、最初はゲームの中だと思っていたし違和感を感じた後もゲームの世界の中だと思っていたから技術レベルもそれ相応だと思っていたからだ。


 だけど、これからの事を考えると問題は図らずもオーバーテクノロジーの一端を見せてしまい圧倒的な性能差を見せてしまった事、そして――――


「どう見ても十九歳の大学生顔よりも多少老けた感じになってるよなぁ……」


 機体による自身のバイタルチェックの数字には百七十センチちょっとしか無かった身長が百八十ちょっとに、内部カメラ映像による視覚チェックで自分の顔を見ると脳天気な学生顔から苦労を刻んだ様な厳しい表情が浮かんだ顔に。


 そして年齢欄を見ると【二十五】の数字が見える、俺は何時の間に六年も長く生きてきたんだろうか……。


『そういえば名前を聞いていなかったな英雄殿』


 自分の老けっぷりにため息を付いているとレリーシアを通信を寄越してきた、そういえばこっちが名乗った記憶が無い。


「なんだその英雄殿ってのは、俺の名前は巖田 悠人(いわた ゆうと)だ。」


『イワタ・ユウトか、変わった名前だな。因みに英雄殿はそのままの意味だ、名前もわからなかったし英雄の如き働きだったのでそう呼ばせてもらった。』


 機体性能だけで雑魚を数体薙ぎ払った功績で英雄呼ばわりって……、何とも釈然としないなぁ……。


『さあ、見えてきたぞユウト。あれが我が帝国の国であり城である機動国家"ラリアーラヘルツ帝国"だ!』


「……はっ!?」


 前方に見えたのは巨大な三本の"足で立つ"腕を無くした巨人の様な大きな人型の山に取り付く様に建造されている城と街だった。

遂にこの作品の異世界ファンタジー世界の設定を活かせる物が出てきました。

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