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面倒だが、私は服を着て出かけた。
私は今日も城壁の外の散歩に出た。
なぜ城壁か、死体がよく落ちているからだ。
もっとも、私は最低でも4当分にされているバラバラ死体以外は好かないがね。
鼻歌を歌いながら歩いていると、今日も死体が落ちていた。
旅人のようで、やたらに着込んだ男だった。
歳は二十ほどだろうか。
腕が欠損している。
座り込んで彼を観察すると、虫が湧いていた。
汚かったので蹴りを1発入れてから歩き去った。
そこからちょっと行ったところに、今度は女の死体があった。
私は早足でそちらに向かい、彼女の彼女の顔を見た。
次の瞬間、私の腹に激痛が走った。
女は生きていた。
兵団のマークが刻まれたロングソードを私の腹に突き刺した。
「お前ぇ。私の先輩殺しただろ」
彼女が何か言ってきた。
「忘れたのか?エルフの女の子だよぉ!!」
そう言って彼女はロングソードを引き抜いた。
私の腹から血が溢れ出てくる。
彼女はロングソードを私の頭に振り翳した。
その瞬間、私は魔法を使った。
私の頭、正確には髪の毛に触れた瞬間に、彼女のロングソードは消滅した。
彼女は困惑したような顔でこちらにすっ転んできた。
私は彼女を受け止め、話を始めた。
「まず、私は君の先輩を殺していない。殺したのはおそらくゴブリンの群れだ」
彼女は本当に混乱していそうだった。
「私の名前はアルバート。下の名前はない。歳は三十二歳。毎日ここら辺を散歩して、バラバラ死体を探している。体が4当分以上されている奴以外私は持って帰らない。ちなみに君の先輩は、13等分されていたがね」
彼女の顔が、恐怖で歪んでいく。
「君をこの場でバラバラ死体にすることも出来なくはないが将来有望な若者をこの場で殺してしまうのは非常にもったいないことだ。一度しか言わない。さっさと帰れ」
彼女は悲鳴を上げたいようだが、なぜか声は出ていない。
立ちあがろうとしているが、腰が抜けているようだった。
「しょうがないな」
私は彼女に肩を貸し、兵舎まで運んでやった、
「歩くってのはこうやるんだ」
一歩一歩確実に歩く私と、足が動かずに転びそうな彼女。
街に入り、兵舎の前につくと、彼女は気絶していた。
私は彼女を兵団に預け、帰った。
突然に痛みが襲ってきた。
先ほど刺された傷、それの存在を忘れていた。
いや、忘れさせられていたのだッ!あの小娘に!
刺された時に魔法をかけられた。
こんなくだらないことで、私が、
膝をつき、血を吐いてしまった。
「ああ神よ、なぜ私にこんな仕打ちを」
まあ通りは通ってるか。
そんなことを思いながら、私の呼吸は無くなっていった。




