東京観光1
そうと決まれば話は早い。
速攻で家を売り、家具を売り、国籍も日本に変えて、飛行機の搭乗券を買った。ファーストクラスだ。
チェルシーは、いつもぐーたらで働かないバツとして、エコノミークラスだ。ファーストは350万円したが、エコノミーも20万くらいしたのだ…。円安許すまじ。
成田につく。これもまた出迎えは居ない。
荷物は先に送らせていたが、飛行機が先に着いてしまったので、しばらく東京観光と洒落込もうじゃないか…。
「待ってくださいよぉ…雪さん〜」
チェルシーがスーツケースを3つくらい担いで持ってきた。でかいのが二つ、小さいのが一つ。
「自分のスーツケースくらい、自分で持ってくださいよぉ」
「私のは1番小さいやつだろうが。チェルが服やら化粧やらを大量に詰め込むからこんなことになったんだろ?」
「女子に化粧は必須なんですぅ!すっぴんのままの雪さんの方が異常なんですよ!」
「仕方ない。一つ持ってやるよ。」
「ちょっと……重たいのを持ってくださいよぉ〜!!」
東京観光といえば、まずは浅草!
そして、浅草のシンボルといえば、雷門だ!!
「うわ、おっきいですねぇ〜…」
「だな〜。あの提灯だけでも4メートルあるらしい。」
「門の横におじさんが2人いますけど、誰なんですかぁ?」
「あれは確か、風神雷神だ。」
「風神雷神なのに、風門は無いんですね〜…。ちょっと可哀想。」
「ま、まぁ…。」
門を抜けてそのまま進むと、浅草寺だ。
「この寺は、飛鳥時代に作られたらしい。1400年前くらい前だな。」
「古いですねぇ…。腐ったりしないんですかね?」
「防腐剤でも塗ってあるんじゃないか(適当)」
「なるほど!」
浅草寺から川に降りると、台東区立隅田公園がある。季節的にも、桜が咲き誇っていて、すごく綺麗だ。
「うわぁ、めちゃくちゃ綺麗ですね〜!」
「花見か…いいな。アメリカではしてなかったし。」
「しますかぁ?」
「いや、また今度にしよう。他の場所も観光したいし。」
「分かりました!」
東京の観光地はまだまだある。次は秋葉原!!
「トレカショップ…カード…フィギュア…あ、ちょっとえっちなお店もありますねぇ…」
「秋葉原、オタクの聖地だからな。実は私も漫画とかアニメが好きで…」
「こんにちは〜!にゃんにゃんメイド喫茶、いかがですか〜!!」
「あ、メイドさんだぁ〜!私と同じですねぇ〜!」
「いやいや、あれは…メイドだけど、メイドじゃないっていうか…」
「どういうことですか〜?」
「なんというか…。まあとりあえず同業では無いからな?」
「そうなんですかぁ…。残念。」
「というか、ガチのメイドが喫茶店の呼び子やってるわけないだろ!」
次は原宿!原宿といえば、「カワイイ」の聖地、竹下通りが有名だ。
アメリカでは、「エロい!!」ばっかりだったから、なんというか、落ち着く。
「このクマみたいな人形、可愛いですねぇ〜!なんていうんですか?」
「それは確か、ラブ…ララブ…いやブブラ…なんだったかな…。」
「これは触るとモチモチしてて気持ちいいですね〜!」
「それは確か…スクイーズ、とかなんとか…」
「雪さん!一個買ってください!!!」
チェルと一緒にスクイーズを触りながら歩く。
「あ、このタピオカ屋さん、アメリカにもありますよねぇ〜!買ってください!!」
「またか…。」
チェルと一緒にタピオカを飲みながら歩く。
「あ、このクレープ屋さん、美味しそうですねぇ〜!買ってください!!」
「自分で買えや!!!」
竹下通りを出て、明治神宮に来た。
「うわぁ、なんだか神々しいですねぇ…。騒々しい日常からかけ離れた場所というか…。」
「騒々しいのはお前のせいだよ」
「ここは、明治天皇と昭憲皇太后を祭る神社でな…。」
「あ、神社なんですね…。お寺かと。」
「嘘だろおい」
渋谷にやってきた。
「渋谷といえばやっぱりここ。スクランブル交差点だよなぁ〜。」
「人が多いですね...!LAよりも人が多いかも。」
「東京全体と比べればな。東京が1000万、LAが400万だ。渋谷区は確か20万人とか…忘れたけど。」
「まぁ渋谷は一つの区ですもんねぇ〜。あ、あそこに良さげなカフェがありますよぉ!ケーキが!!」
「食べてばっかりだなほんと。」




