第7話 ミナト元帥の初出動?上
キャラ紹介
ミナト・ナツメ
本作の主人公兼大部分の語り手。ひょんなことから下っ端→元帥になってしまう戦士。身長160センチ。体重45キロ。黒髪ショートボブ。本人曰くザ・平均的な見た目。あらゆる適正値がずば抜けて低い。かなりのオタクで、可愛いキャラクターが大好きな変態。アニメや漫画の見過ぎで心の声がめちゃくちゃ多い。
マコト・ハルネ
二等戦士将→将軍。性別不詳の可愛らしさ。身長140センチ。体重28キロ。水色ヘアーのワンレンボブ。恥ずかしがり屋。その可愛らしい見た目とは裏腹にとてつもない戦闘力を秘めている。
ナナミ・アキカゼ
一等戦士監→軍師。高飛車な性格の魔法少女。身長145センチ。体重30キロ。金髪で腰のあたりまでのロング。様々なオリジナル魔法を使えるが技名が全部青少年期特有のあの感じ……。
ジョー・モリムラ
一等戦士尉。秘書兼警備戦士隊隊長。身長201センチ。体重100キロ超。全身筋肉のようなガチガチのマッチョにサングラスをかけているコワモテ。忠誠心が高く戦士としての能力値が高い。声がデカい。
※本作品は現実世界の未来寄りの世界観かつ別世界です。ゆえに登場する事象(用語・単位等)は、現実世界のものと同じ場合が多いです。
※本作品はキャラクターの独白やキャラクターの持つ主観が多い場合がありますので、予めご了承ください。
「ミナト元帥、起きてください」
「うん? むにゃむにゃ」
人々が寝静まる深夜。消したはずの電気が眩しい。そして、目の前に大男。って、え? 大男⁉︎
「わぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎ 不審者ぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」
「ち、違います! 元帥落ち着いてください!」
よく見ると、ジョーさんではないか。危うく腰を抜かして大惨事であった。加えて壁掛け時計はまだ、午前の三時をさしていた。
「一体なんなんですかぁ……こんな時間に。まだ出勤時間じゃないですよぉ」
「出勤ではありませんが、出動です。」
「あーそうですか。って、え?」
気づいた時には戦闘装備、左右にはマコトくんとナナミちゃんがいて、私達は移動用航空機に乗っていた。
「それで、この真夜中に起こしておいてなんなのよ。早く説明なさい」
ナナミちゃんは明らかにこの真夜中のフライトをエンジョイという気分ではなさそうだ。なお、私も同様。どころか、やはり、どの隊員も目は半分しか開いておらず、まさに睡魔との戦闘中であった。マコトくんはもはや寝ている。
「第5惑星アオノB3地区付近の雪山、通称アオノ山脈で、我々のデータベースには記載されてない魔法使いによる単独攻撃を確認したそうです。厳密には高エネルギーの魔法によって、山が割れたとーー現在まで死傷者の報告はありませんが、おそらくS級以上の魔法と確認したため、皆様方の出動となりました」
「S級⁉︎ そんなの、私じゃ何にも出来ないじゃないですか。足手まといですよ」
「ですが、S級以上の討伐責任者は元帥でして……」
ーーここで、私達の仕事内容を今更ながら確認しておこうと思う。
私達インターナショナルアーミーズは犯罪者の検挙といった警察の仕事や、世界中の危険なモンスターの討伐、紛争の解決などなどありとあらゆる治安業務を遂行する。
基本的に全ての討伐対象はデータベースに載っており、危険度もランク付けされている。
「面白そうじゃない、その魔法使いとやらを倒しちゃえばいいんでしょ? やってやるわよ!」
あれ、いつの間にかテンション上がってる?
「こんな時間に呼び出されたんだもの、ただじゃおかないわ」
目が本気です。怒ってるだけでした。
降り立ったそこはあたり一面壮大な山々と実も葉もつけない無の世界を感じる木々達。きっと、この世界が生まれたときから何も変わってはいないだろうと直感的に思わせる景色だった。
「総員配置、敵の位置を確認します」
「ーー発見しました」
「うん?」
私もスコープで覗いてみよっと、果たしてどんな恐ろしい魔法使いがってーーうん?
眼下に広がる山々のなか。ふと、一つの山を見上げる者。白銀の髪色に真っ白なワンピース、雪の妖精かと思うほどの白さ。完全なる純白。
しかしそれは、どうみたって幼女。まさか、あれが?
いやいやいや、そんな訳が。と、フラグを盛大に建てさせていただいたところで、幼女は山の頂きに手を向けた。
ゆっくりゆっくりと山を半分に切るかの如く、山の中心に沿って手を下ろしていく。
「何をやってるん……ってうわぁ‼︎」
その刹那、足元が大きく揺れる。地震か、一体どうしたというのか。
ーー揺れは数秒で落ち着いた。と、同時に顔を上げるや否や、みな目を丸く、口をぱくりとあげて身動きが取れなくなる。
スタン系の魔法か、否、みな、その衝撃的出来事に驚愕し、絶句し、耐えられず動けなくなったのだ。
山脈。それはゆうに、数千メートル級の山が真っ二つに割れていた。否、割られていた。
そのとき魔法使いは居然とこちらを見つめていた。
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