おにぎり
「いらっしゃい」
「連絡なしで悪い、あと勝手にあけた」
フローリングにクッションを下にして、胡坐をかいてすっかりくつろいでるなっちゃんが目に入った。
なっちゃんのお尻の下にあるクッションは、遊香ちゃんからのプレゼントである。
まあるい厚みのあるクッションで、中央に向かってギャザーが入っており、見た目がガーベラの花の形に似ているお洒落なクッションだ。
座椅子もビーズクッションも却下した私に対して、妥協案で購入してきた。
私のための物じゃない。
ソファより地べたが好きな遊香ちゃんが使うものだった。
なので、本来の使い方かどうかは分からないが、少なくとも家での使い方としては正しい使い方だった。
勝手にあけた、というグレープフルーツサワーのロング缶は、少し前にコンビニの抽選で当てたものだ。
私は基本家では殆ど飲まないので、消費してもらって構わないものだった。
部屋に、食欲をそそる良い香りが漂っている。
「焼き鳥買ってきた」
「随分たくさんだね」
「焼き鳥しかねーもん」
焼き鳥しかない、と言いながらも、その種類も量もかなりある。
パッと見二十本以上ありそうだ。
なっちゃんのマンションの近く、裏道を入ったところに一本百円という安い焼き鳥屋があるらしいから、多分そこのものだろう。
駅とは逆方向な上にかなり入りくんでいる場所なので、見たことも立ち寄ったこともないが、カウンターしかない小さい飲み屋だと聞いている。
侑斗と一縁君も焼き鳥を一本ずつ貰っているところだった。
「なんか作ろうか?侑斗と一縁君はおにぎり、今作るね」
「ん、お願ーい」
「えー俺も米食いたくなってきた。あ、白くねえんだっけ?」
「今日は白い。炊き立て」
「あ、なら俺も食う」
「よそっていい?」
「おにぎりで」
「なっちゃんおにぎり苦手じゃなかった?」
「知らねー相手とか苦手な奴が握ったのが駄目なんであって、ゆっこなら平気」
私なら平気、か。
この美しい生き物は、勝手に来て平然と上がり込んで、部屋中に焼き鳥の匂いをまき散らしていても歓迎できるほどの存在である。
そして、極めつけがこの返しだ。
それだけでテンションが滅茶苦茶上がる。
普通の女の子ならこれでころっと恋に落ちるだろう。
怜司君も大変だなあ等と同情しつつ、それでもそれできっと嬉しいんだろうなと想像する。
「ゆっこ何食う?」
「ん?適当でいいよ、おすすめで」
その美しい生き物はというと、ロング缶片手に口をもぐもぐさせながら焼き鳥の串一本を持ってこちらへやってきた。
串の先を私へと向ける。
「ほい」
勧められるがまま串へとかぶり付き、引き抜く。
控えめに言って美味しい。
状況がじゃない。
や、状況も美味しいだろうが、焼き鳥が、だ。
しっかりとした塩味に、甘みのある油と、柔らかな噛みごたえ、そして炭火の香りが鼻をくすぐる。
これはぼんじりというやつだろう。
中々にして美味しいではないか。
「美味いだろ?」
「うん、美味しい。この間言ってた焼き鳥屋さんの?」
「そー。あとねぎまと、砂肝も美味いから食って」
「うん。あ」
「あ?」
「じゃなくて」
もう一口食べると思ったのだろう。
なっちゃんがすぐさま串を向けてきたが、そうじゃない。
「あの子たち塩と海苔だけのなんだけれど、なっちゃん何か入れる?梅干しとか」
「や、俺もそれでいい」
そう言って、残りの焼き鳥とサワーを交互に口に運び、ちらりとコンロに目を向ける。
「なんか他に食べる?」
「あー……だし巻き卵」
「わかった。出来たら持っていくから向こう座ってて」
「ん」
他人から見たらこれは彼氏と彼女に見えるのかもしれないやり取りだが、生憎双方に恋愛感情は一切ない。
なっちゃんは兎も角、私も一切傾きもしないのはある種キャラ萌えに近い状態だからだろう。
怜司君大好きななっちゃんが人間として好きなのだ。
ボウルに氷水をはってから、小皿に粗塩を盛り、再度手を流水でよく洗ってから、氷水でよく冷やす。
冷やした方が多少熱さが紛れるし、万が一の時少しの火傷も冷やせるのだ。
手のひらに粗塩を広げ、ふっくらと混ざり合い湯気の立つ白米を落とす。
しっかり空気を含ませるように混ぜたけれど熱いものは熱い。
ここで、ラップを使ったり型を使えばいいだろうと思う人もいるだろう。
私もそう思う。
正直そうしたい。
だが、侑斗はそれだと意味がないらしい。
何やら拘りがあるのだ。
気の良い人が素手で握ったおにぎりというのに食べる価値があるんだとか。
侑斗に言わせると、気というものは、何にでもあるらしい。
運気、とはよく言うもので、気が良い、気が悪い、とも聞いたことがあるだろう。
自然なものは気が多い。
塩も日本の塩で天日塩が良いからと、うちに置いていった。
海苔もお酒も山口県産なのは実家からの名残だと思う。
幼少期まで山口で過ごした父の家族は、東京に移住してからかなり苦労したと聞いていた。
祖父母が東京にいるので私は山口県に行ったことはないが、美味しいからという理由で、お取り寄せで贈られてくる山口県産の物を口にしていたので、山口県産の美味いどころを知っている。
まあ、でも良かったんだろうな。
普通に美味しいと思うから、私は味にはなんの文句もない。
私は味噌も麦味噌を使うから、海苔もお酒も一緒にお取り寄せをしている。
ネット経由がなく、電話かファックスでしか扱っていないそのお店は、らしいといえばらしかった。
と、まあそんなこんなで、ただの塩と海苔のおにぎりなのだが、微妙に拘りのあるおにぎりなのだ。
私が握ると気が良いというのは良く分からない。
だが、気が良いと言われてしまうと、つい、『元気になあれ』だとか『良い気が入れ』だとか願いを込めてしまうものだ。
それが、そういう効果をもたらしているかは知らない。
だからか、ソーセージやカップラーメンというような加工食品を侑斗はあまり好まなくなった。
小さい頃は好きでやたら食べていたのに。
一つ納得がいかないとすれば、米は白米で新潟産が良いという言い分だ。
玄米の方が自然に近いではないか。
単に好き嫌いの問題じゃなかろうかと今でも疑っている。
◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇
「わ、なんつーか新鮮」
なっちゃんがおにぎりを手に取り、しげしげと眺めながら不思議なことを言いだした。
おにぎりが新鮮とはどういう感覚か───そう思うもすぐに納得する。
「やー、今まで怜司のしか食ったことなかったからさあ、ちっさいな、これ」
「そりゃ怜司君の手と比べたら、小さくもなるよ」
「いーや、ゆっこの手は特別小さい、子供みてーな手してる」
「全然褒めてないじゃん」
「ん、美味い。味はこっちのが断然美味い!」
そうか、味は私の方が美味いのか。
それはよかった。
どっぷり優越感に浸る私は完全に腐ってる気がする。
美味いのは私の手製だからではなく、十中八九米と塩と海苔が良いものだからだろう。
わかってる。
わかってはいるが、嬉しくなってしまったものは仕方ない。
この美しい生き物は嘘を言わない正直者だ。
美味いと言うんだから、美味いんだ。
一縁君が面白そうに笑いながらおにぎりを頬張る。
お行儀良くも満足そうに食べる笑顔が可愛い。
控えめな態度なのだけれど、いつも美味しそうに食べてくれるから義姉としては作り甲斐があるものだ。
一縁君の口端についたご飯粒を、侑斗が無言で摘まんで、それを自分の口へと入れた。
「ゆ、侑斗君っ……」
「え?……あ」
しまった、と思ったんだろう。
侑斗までが一瞬無言で固まる。
いつもと同じようにくつろいでいるから、いつもと同じように手が出たのだと思う。
一縁君が平然とやり過ごしていたら多分流していたし、気にならなかったはずだ。
そのくらい自然な仕草だった。
が……無理だな、これは。
一縁君の顔が真っ赤で可愛すぎる。
「まあ、俺だけ知ってるのもフェアじゃないからいっか。こちら、公私ともに俺のパートナーです」
一縁君よりも侑斗が復活する方が早かった。
直ぐに切り替えて、一縁君に両手を向けた。
「マジか……え、待った、俺だけ知ってるって?」
「なちさん、怜司サンの恋人でしょ?怜司サンの大学の先輩で、束縛嫌いで自由でいたがる癖に寂しがり屋」
「はあ?!」
「合ってる合ってる」
「でも、すげー美人で可愛いって」
「い゛っ!?」
なっちゃんの顔が、一縁君に負けず劣らずの赤さに染まった。
久しぶりに見る顔だ、恐ろしく可愛い。
我が弟ながら、侑斗は実にいい仕事をしてくれた。
サラッと惚気る怜司君を想像する。
飲みの席だとかで女性陣に囲まれて告げたのだろうか。
残念がる女子は多いだろう。
あんなイケメンから、すげー美人で可愛い、などと自分の恋人を人前で褒めたら誰もが諦めるしかない。
読者モデルをしている怜司君だから、きっと相手はモデルなのかもしれないと想像を巡らすかも。
イケメンを狙うくらいだ、自分に自信のある女の子たちが探りを入れたのだろう。
だが、撃沈し、諦めもついたはずだ。
「前、社員旅行で北海道に行ったとき、帰りがけお菓子のリスト見ながら一個ずつ大量に買ってたから色々聞かれてた」
なるほど。
普段お菓子を食べない怜司君が、一つずつ大量に買っていたら話しかけるチャンスと思う人もいるだろうし何より気になるだろう。
『ご家族にですか?』とかなんとか聞いた答えが、『いや……』と濁したところで丁度良く通りかかった部長に『なんだ、恋人にかー?』なんて揶揄われたら、『ええ、まあ』と肯定するだろう。
『どんな人だ?』となり注目を浴びるはずだ。
そして、これだけイケメンなんだから美人に違いないと思いつつも、その答えに少しでも自分に勝るところがあれば……等と聞き耳を立てながら切に願う肉食女子たち。
からの、撃沈。
はたから見ても、凄い光景かもしれない。
「大事にされてますね」
「や、待て。あいつが俺の名前を出すはずない」
「なちさんさっき自分で“怜司のしか食ったことない”って言ってたじゃないですか」
「え?あ、言ったわ」
「怜司サンから、『俺の恋人とお前の姉が友人だ』って言われたら、流石にわかっちゃいます」
「あー……」
「それに、こんな美人な人、俺初めて見たし。……なるほど、だからか」
何がなるほどだからなのかと思うが、また結構掘り下げて人を見たのだろう。
私となっちゃんが、前世で何か繋がりがあったりしたのだろうか。
私は、人との縁は自身の行動の結びつきであって必然的ではないと思っている。
何でもかんでも前世のせいにされたらたまったもんじゃない。
前世の行いが悪かったから今が悪いだとか、そんなもんはただただやる気をなくすだけだ。
前世がどんな人間であったって、今ここで生きているのは私であり、私以外の何者でもない。
まあ、私がこの手の美人になぜか非常に……いや、異常と言った方がしっくりくるか。
とにかくもの凄ーく弱いのは、『ゆっこちゃんの前世が、この手の美人に弱い男だったからだよ』と言われたらそれは納得してしまうけれども。
◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇
「わあ……どうしよう、凄く嬉しい!ありがとうございます!家宝にします!」
なっちゃんからサインを貰った一縁君は、キラキラした目をよりキラキラさせてなっちゃんを見てから、サインの書かれた本を胸に抱いている。
少し人見知り気味だった一縁君は、なっちゃんが好きな小説家だと知ってからはすっかり払拭されたようだ。
持ち歩いていた新刊にサインを貰ってとても嬉しそうな顔をしている。
とってもかわいい姿だ。
これが素なのだから可愛いを通り越して、いっそ恐ろしい生き物である。
一通り食べ終わって皆のお腹は満たされたらしい。
結局私もおにぎりと焼き鳥を数本胃に収めた。
おにぎりの気は、残念ながら何も感じなかったけれども。
「やー俺もちょっと嬉しいわ。ファン目の前にしてサイン書くのなんてしねえし」
「サイン会とかしないんですか?」
「表歩けなくなるじゃん。顔で売りたくねえから」
「じゃあ、やっぱり対談もしないんですね」
一縁君が残念そうに呟く。
「や、一回どうしてもって言われたから断れずに写真不可でオッケーしたんだけどさあ。
勝手に写真撮られた挙句、顔とか私生活だとかタイプの女性だとか、そんなんばっか聞かれたからすげームカついて。
相手のおっさんも態度すげー悪くて、顔出せばもっと売れるだろう、顔、顔、顔の話ばっか。
あー……思い出して腹立ってきた。
俺のが先にデビューしてんのに、小説一本で食えてるのは俺が独身だからだとか、自由でいいねだのなんだの。
うるせーっての」
おおう、酔いが回ってきた挙句、家だから仕事の話も大っぴらだ。
「あ、あの噂本当だったんですね。でも、きっと嫉妬だと思います。だってあの人売れてなかったから」
「ぶはっ!いいねー辛辣」
「え?そ、そうですか?」
「ああいうのが上司だったら下は可哀そうだなー。そういや、二人は何してんの?」
「えーと……」
ちらりと侑斗を見上げる一縁君が言うのを躊躇ってる。
「良いよ、言って」
「えっと、陰陽師です」
「は?オンミョージ?あ、陰陽師か!え、マジで?」
「はい。あの、だから、さっきの文箱は、本当に触ったら良くないものだったから、侑斗君もキツい言い方になっちゃっただけなんです。ごめんなさい」
「や、良い良い。アレは俺も悪かったし」
玄関におきっぱになってるあの文箱か。
なっちゃんなら確かに『なんだこれ?』って触りそう、あ、もう触ろうとしたのか。
ここで侑斗が答えるわけでも謝るわけでもなく、一縁君が謝るのがらしいというかなんというか。
「てか、えー……マジか、すげーじゃん。てか、俺が凄くね?次、心霊ネタぶっこんでくれって担当から言われててさ」
「え?そうなんですか?!」
「そー。けど俺は全くだからさ、そういうの。二人とも見えんの?や、見えなかったらそんなんやってけねーもんな、プロなんだし」
「はい」
「え?ゆっこも?」
「私は見えないよー。人よりちょっぴり勘が良いくらいで」
「あーわかる。なんかすげーしっくりくる答えだ。それって家系?」
「僕も侑斗君も家系です。僕の兄は占い師をしてるんですけど、目に見えないものも見えるので霊視に近いのかもしれません。
僕はそこまで強くないので、事務兼補佐役です。
侑斗君の血筋は代々ずっと陰陽師なんだそうです。侑斗君の叔父さんが有名な陰陽師で師匠なんですよ。昔、テレビにも出ていたみたいだし。ね?」
「へえ」
「まあ、うん。けど、あの人今のままじゃ絶対早死にするし、良い死に方しないね」
「侑斗」
「侑斗君」
もう少し発言に気を付けて欲しい。
今のままじゃという前置きがあったとしても、だ。
「だってほんっとにさ……っ最近観光兼ねて地方ばっか行くし、都内近郊殆ど俺に回してくるんだよ」
「それだけ頼りにしてるんだよ。澄人叔父さん、侑斗に昼間の仕事をやめて陰陽師一本にして欲しいって思ってるし、わりと本気で」
「俺普通に真っ当な仕事していたいってまだ思ってるんだよね。今日こっそり休み取ったのに、バレてたし仕事入れられたし」
「それは、隠せないでしょう?」
「あー……週末も面倒そうな神社だし、もう勘弁して」
神社と言っても、もう取り壊している途中だったり、取り壊す予定だったり、廃神社になってしまったり、そんなものばかりらしい。
そんなの真昼間であっても恐ろしくて関わりたくない場所だ。
ヘタにやれなんとかトンネルだとか、どこどこ用水路だとか、そんなとこよりずっと危険なにおいがする。
「でも、取り壊す予定でもないし、ちゃんと人が管理しているところだし、ホームページもある神社だよ」
「いーや、あれはもうなんかした後だね。祟りに変わってるかその寸前だよ。
文面越しだけでヤバさが伝わって来てたし。大体ちゃんと管理してたらこの時期にってありえないだろ」
「………」
一縁君が、しゅんと黙ってしまう。
普段彼に八つ当たりはしない侑斗だが、休みが全部潰れて相当腹が立っているに違いない。
「この時期ってなんかあんの?」
なっちゃんが不思議そうに私に聞いてくる。
「六月末って、神社は大祓だから」
「おおはらえ?」
「うん、茅の輪くぐりってしたことない?こう、八の字に」
「あ、あるある、あれか」
空中に八の字を描くとなっちゃんが納得したように頷いた。
「ちゃんと断ればよかったね、ごめん」
「澄人叔父さんが受けるって言ったんだろ?」
「うん」
「分かっててやってるんだよ、あの人は。一縁のせいじゃない」
「うん。……侑斗君明日出張でしょう?大丈夫?」
「午後からだから平気。ゆっこちゃん、今日泊って良い?」
待て。
何故そこで泊って良いかを聞いてくるのだ?
や、私の方はいいよ、全然かまわないさ、構わないけれども。
察しろ、弟よ。
控えめだけれど、とってもとっても控えめだけれど、一縁君からのお誘いを!
ほら、『え?』って顔してるじゃないの、よく見て。
私ではなく、一縁君の顔を。
「……今日は帰ったら?帰った方が良いと思う」
「え、何で?」
何でですと?
「明日の午後から出張なんでしょう?いつまで?」
「金曜の昼過ぎ」
「場所は?」
「名古屋」
「急遽?」
「うん、応援要員欲しいって呼ばれて」
「じゃあ今日はちゃんと帰って、明日ゆっくり起きたほうが良いよ。朝バタつくの大変でしょう?」
「んー……」
悩むな弟よ。
今が面倒だと、その面倒を後回しにしようとする癖は小さいころから変わらない。
「侑斗君、帰ろう?」
「……わかった」
じっと見つめられて、流石に侑斗が落ちた。
そうそう、初めからもっと早く気が付いてあげて欲しい。
だが、一縁君も人前であっても、少しずつ自分の要求を言えるようになってきたみたいだ。
「あ、侑斗、帰る前に玄関綺麗にしておいてね」
「あー……うん」
気が付かないとでも思ったか。
何だか知らないが、文箱のもの以外にもいっぱいいるだろうことは分かってる。
そのまま置かれても困るぞ、私は。
例え今は害がないとしても、他に集まってしまうかもしれないではないか。
どんよりした玄関は綺麗さっぱり片付けて帰ってほしい。
この際一緒に連れ帰るのも構わないから、とにかく元の状態に戻してもらわないとこっちが困る。
がっつり関わってはいけないものだ。
私が出来ることは、精々こうやって迎えて、ご所望されたおにぎりを作るくらいなのだ。




