紫の街 「前編」
あの時、触れていなければ。あの時、逃げれてたら。今の自分とは違っていたと思う。
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化けの皮を被る少年。今まで家族以外に本当の姿を明かしていない。皆から「不思議な子」と言われるけど自分は正直辛い思いを抱えている。
「君の素顔は誰にも見せないこと!。そして友達を作らないこと!」
何度母からそう言われてきたのだろう。
こんな自由奔放な母に耐えきれなかった父は離婚し、この場から去っていった。自分も離れたい。友達を作りたい。でも母が邪魔してくる。自分に感情を芽生えさせないよう、母は自分に厳しかった。
...とある体育の日、自分はいつも通り化けの皮を被りながら過ごそうと思っていた。しかし走ってる最中に自分は解けた紐で転けてしまい、化けの皮を破けた。
皆は自分の本当の姿を見て、唖然としていた。でも1人の少年が
「君さ、もう化けの皮、被らなくても良くね?だって君の顔、かっこいいもん」
そう言われ自分は近くにある鏡を見て本当の姿を自分は見た。
多分母は本当の姿を他の女子に見せたくなかったんだろう。
「そういや、あんた。確か、母に嫌な事が多かったんだよな。逃げ出そうぜ」
そう言われ自分はびっくりした。
「なんで?」
「だって本来の姿を邪魔する人物ご近くにいるのはキツイだろ?」
確かにキツかった。
誰とも会えず、1人で孤独、辛かった。そして自分はクラスにこの事を公表。皆は手助けしてくれる事に、そして自分は母の家から逃げ出すことに出来た。
...未解決事件になるまでは
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時間が経つに連れ、とある場所に行くと毎日不思議そうに見てくる子供がいる。それでも自分はその子を無視していつも通りの道を歩んでいた。しかし今日にはその子供はいなかった。変な目線が無くなったのはいいけど、疑問にも感じる。
ずっと僕の事を見ながら来ているお兄さんがいなくなっちゃった。前まで自分の事を見えていたのに、急に僕は空に浮かんで楽しく感じたけど、お兄さんの目...なんで赤の中に黒が混じってるの?後なんで僕は空を飛べるの?教えてくれない?お兄さん?
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学校生活。皆の意気揚々とした姿を見るのは自分は好きだった。毎日が楽しいと感じていた。しかし急に皆からいじめられ、誰にも愛されず心を傷付けられ夜も寝られない状態で行きたくないのに体が学校に行きたがるよう、頭が混乱を招くようになった。
ずっとずっと虐めを受けながら3年間過ごしていた。身体中傷だらけで目の中には血が混ざり自分にとってコンプレックスだった。大学でも嫌がられ、いつも通う通路にいる子供も見えなくなった。
「こんな世界に生まれなきゃ良かった」
と毎日ずっと呟いている
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...作文が思いつかない...。なんでだよ、テーマが将来の自分について、将来なんか知らねぇよ
「皆は将来あるのに君は将来ないんだねぇ〜w」
あぁ!うるさい!!。今自分の将来を探している途中なのに邪魔するな!!。
「将来無いなら、もういっその事ニートになればいいんじゃんw」
...何故邪魔をしたがるんだ?邪魔をするのが楽しいのか?マイナーなのか?癖でもついたのか?
「確かにこいつw、ニー「うるせぇ!」
咄嗟に声を出してしまった。皆は唖然とし、先生はびっくりした。
そして自分は邪魔する男にこう言った
「将来は自分で決める事を君は忘れたんか?忘れてないよなぁ!」
そして自分は男が書いた用紙を破いた
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ねぇねぇ!お兄ちゃん?最近ね!テレビに出演したんだ!えへへいいでしょ〜。でも僕にはわからないけど、お父さんとお母さんが泣いていたんだ。どうしてなのかな?
あれ?お兄ちゃん?なんでくろ色の中にあか色が混じっているの?どうして僕は空を飛べるの?教えてくれない⋯?お兄⋯ちゃん⋯?
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「あのなぁ⋯一応名を登録しなければ⋯」
「うるっっさい!こんなかっこいい我が息子をいろんな女子に見せたくないのですから!」
子供ができた以降、最近妻が息子に溺愛しすぎて周りからの視線が痛い。外に出すときは化けの皮を被さるように息子の顔を隠す。もうこんな溺愛しまくる妻には懲り懲りだ。
⋯あらもう朝なのね。あら?邪魔者がいないわね⋯。靴も服もないし例の紙もある⋯!。これで⋯息子を独占できるわ⋯!
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「次のニュースです。化けの皮を被る少年が行方不明になってから15年経ちました。未だに見つかっておらず捜索が続いております。」
…へぇ。そんな昔から見つかっていないんだ…。なんか聞き覚えがあるようなないよな。そういえば昔なにかから逃げていたような気がする。でも今も逃げたい。逃げたせいで高校生活も失敗したし、いじめで目が「ち」で濁ってしまい皆が逃げている。今日も通うときも違う通路を通るか…。
…毎回あの子供を見かけるな。違う通路通っても会うし、どうして?。どうせあの子供も思っているんだろうな…。
「「あなたはだぁれ?」」
…fin?
ども、猫です。短編朗読まとめまとめです。
あ、タイトルの「紫の街」の紫、むらさきと呼ばず「はな」と呼びます。
ルビって難しいね。




