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「僕らの軌跡」他4篇
「僕らの軌跡」
この道はどこまで続く？
交わったり絡まったり平行だったり
遠ざかって 離れたり
人は最期まで己の道しか歩けないのに
一時でも道を重ねようとする 何故？
一人は悲しい？ 独りは心許ない。
二人でようやく「人」だからね
「命題」
生まれた意味はなんだろう。
生きる意味はなんだろう。
キミと会えた意味はなんだろう。
ボクが居る意味はなんだろう。
ボクの命に意味なんてあるのか。
……どうでもよくない？
なんだってよくない？
「見つけて届いて」
例えば空が青かったり
空気が澄みきっていたり
夕焼けが桃色に燃えていたり
星が盛んに瞬きしてたり
流れる風で揺れる草花たち
ほら視界全部で囁いているよ
元気になあれ
「なんとかなるさ」
独りになったり 夢に挫けたり
希望が描けなくて世界に絶望して
全然 大丈夫じゃない
きっと 生きていけない
どんなに暗い部屋にも差し込む
日光みたいに差し伸べる手は
未来の自分という名の神様の仕業さ
