前へ目次 次へ PR 30/50 ふーん…嫌ではないんだ! 教室に戻って席に着いた。彼の顔を見る。さっきの前田君の言葉を思い出してにやけてしまう。 「俺の顔に何か付いているのか?」 「ううん、何も付いてないよ」 楽しい。 そこへ先生が入って来た。 「二学期になったので席替えをしようと思うんだけど…」 そう告げると私たちの方を見た。 「委員長と副委員長はその席のままでいいでしょう?」 「はーい!」 「おい! 勝手に決めるな」 「嫌?」 「嫌ではないけど…」 ふーん…。嫌ではないんだ。