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だとしたら嬉しい!

 二学期が始まった。始業式の後に前田君から呼び止められた。

「松井さんのことは諦めたよ」

 突然のことで呆気に取られていると前田君は言葉を続けた。

「夏祭りの時に判ったよ。浅井は松井さんのことが好きなんだって。浅井が相手じゃ敵わないからな」

「えっ! そうなの?」

「気が付いていないのか? あいつ、なんだかんだ言いながらずっと松井さんの傍から離れなかっただろう」

 私はそんな風には思わなかったけれど、だとしたら嬉しい!


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