前へ目次 次へ PR 2/50 好きになってもいいですか? 突然声を掛けられた彼はいぶかしげに私を見た。 「誰だ? おまえ」 「玲。松井玲よ」 「なんの用だ?」 「好きになってもいいですか?」 「おまえ、バカか!」 「違うわよ。引っ越してきて寂しい思いをしている普通の女の子よ」 「ぜんぜん寂しそうには見えないけどな。それに、普通の女の子が初対面の男にいきなり、好きになっていいですかなんて聞くもんか」 そう言って彼は席を立つ。私は彼の後を追う。 「どこまでついて来るつもりだ?」