表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
85/338

第八十五回

『まず、ですね。課長の昨日の行動を振り返って下さい』

「昨日の行動って、…どの辺りから?」

『そうですね。社長室で田丸社長とお話しされて会社を出られた頃からですね。それまでは僕も課長と話してましたから、それ以降です』

「君が消えた時から、ってこと?」

『はい…』

「君が消えたのは、正確には社長室を出て課にかばんを取りに戻ったときだったな?」

『ええ…、通路までは僕も一緒でしたから、それ以降ですね』

「課のドアを開けた時からか…」

『はい、そうなります』

「え~と、ドアを開けた時な。ドアを開けた時…。確か、課内には出水君と数人が、まだいたな」

『はあ。すると、その時は人の姿があった訳ですね?』

「むろんだよ、君。家へ戻るまでには多くの人の姿があったんだから…」

『となると、家に着かれたあとの行動、ということになりますが…』

 幽霊平林にそう云われ、上山は腕組みをして考え始めた。

「行動って云われてもなあ…。家に着いてからは、いつもの動きだったし…」

『これ、といった変わったことはされたり、してないんですね?』

「ああ…、なにもなかったはずだ。って云うか、なにもなかった」

『そうですか…。それじゃ変わったことは起りませんでしたか?』

「変わったこと…。別にないなあ。昨日はゴーステンのことを考えたりしていた」

『その辺りを、もう少し詳しくお願いします』

「ああ…。君も知ってると思うが、岬君の仲人を私が頼まれてるんだ。まあ、式だけの親代わりだけだが…。六月の式までひと月ほどになったから、そろそろ披露宴の挨拶文をと考えていたんだよ。それまでに、なんとしても今回の手掛かりだけはと思ったんだが、その時、つくだ教授と霊動感知機が、ふと浮かんだのさ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ