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第五十一回

「ああ、あの機械ですか? まあ、云っちゃなんですが、私の自信作のひとつなんですが、それが、何か?」

「何か? とかれると困るのですが、構造がどうなっておるのかと、少し興味がありまして…」

「ほう…、どんな風にでしょう?」

「いえね…。滑川なめかわ教授の研究を見学させて戴いた折りに、その機械がにわかに霊動を感知したのです」

「と云われますと、VUメーターの針が振れ、ランプが点滅したのですか?」

「ええ、まさに、その通りのことが起こったのです。それでお訊きしたのです」

「…なるほど。上山さんに専門的なことを云ってもお分かりにならないと思いますから、誰もが分かるようにお話ししましょう。まあ、あちらの方へどうぞ」

 つくだ教授は部屋の片隅にある応接セットを指さした。

 上山が応接セットに座ると、教授はさっそく語り始めた。

「早い話、霊動、霊波、霊気は科学で説明できないものなのです。私達は、人間が作りだした科学そのものを否定することから始めているのです」

「どういうことでしょう? 私には、さっぱり分かりませんが…」

「話せば長くなりますから、ひとつだけ、上山さんがなるほど! と得心される事象をご説明しましょう。宇宙の大きさは、説明できますか?」

「いいえ…、とてつもない大きさですよね」

「ええ、そうです。私達が考える大きさとは、縦×横×高さで、はっきり分かりますよね。宇宙には、それがないのですよ」

「はあ、まあ…。教授が云おうとされてることは分かります。宇宙は無限に広がってる、ということですよね」

 上山は身を乗り出して云った。

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