表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
212/338

二章 第九十四回

「シリアですよ、シリア! シリアで暴動が!」

「シリア? ああ、エジプトの近くの国か?」

『そうです。そのシリアで暴動が…。昨日のソマリアの時、ついでに寄っとくんでした』

「そりゃそうだが、昨日は起こってなかったんだからな。だいたい、君の念力ってのは、有効範囲が何キロとか、ないのか?」

『いや、そこまでは僕も調べてないので分からないんですが、その国へ現れないと日本からじゃ駄目だってことは分かるんですよ。ですから、有効範囲が何百キロとか、あることはあるようです』

「随分、ファジーなんだな」

『ええ…、どうもすいません』

「君が謝るこっちゃないが、シリアで、そんなことがか…。こりゃ、ソマリアの結果待ちなどと悠長に構えてられんな。私は明日、会社があるから、君だけでも現地へ行って念じてくれ! 応急措置だから、今回の正義の味方は君に任す。事後報告で構わんから」

『そうします。霊界番人様にかれりゃ、そう云っておきます』

「そのお方様には、君の行動はお見通しなんだな?」

『霊界番人様じゃなく、霊界を支配されている霊界司様は、たぶん、すべてお見通しかと…』

 幽霊平林は少し慎み深い口調で語った。

「まあ、そんなことはいいさ。それより今の話、頼んだぞ。それと、もうひとつ、アフリカで他に紛争が起きている国をさがして欲しい。私はアフリカ以外を探すから」

『はい、分かりました』

「いやあ~、今日が日曜でよかったよ」

『はあ、すみません、朝早くから』

「ああ、それはいいんだ。しかし、すっかり目が醒めちまったなあ。それに疲れも、ふっ飛んだよ」

『じゃあ、僕はこれで。今日はいそがしくなりそうです。シリアに現れるのとアフリカの調べですから…』

「ははは…。そんなこと云わず、よろしく頼む」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ