表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
144/338

二章 第二十六回

「ええ、それはいいんですが、そのマヨネーズと同じ物質と私達の問題と、どんな関係が?」

「ははは…、だから、マヨネーズだよ。君達にマヨネーズを、と思ってな、ははは…」

 滑川なめかわ教授はにわかに陽気な声を出して笑った。

『マヨネーズを僕達にどうするって云うんですか?!』

 幽霊平林が思わず口を挟んで突っかけた。もちろん、その声は教授には聞こえていない。

「そうだよな。そら、私もそう思うよ」

「えっ? どうした? 何を云っとるんだ君は…」

「ああ、すいません。ここに浮かんでいる平林が、マヨネーズを私達にどうするんだ、といたんですよ」

「おお、そうだったな、そこに君が云っとった幽霊の部下がいるんだった…。で、マヨネーズを君達にどうするかって? そんなの簡単なことじゃないか。食うんだよ! 君達が…。マヨネーズなんてすぐ手に入るだろうし、どこの家だってフツ~、一本くらいはあるだろうが…」

「はあ、それはまあ…。サラダとかいろいろと、よく使うものですしね」

「だから、それを君達に食べ続けてもらおうっていう寸法だ。それでデータを日々、私がつけさせて戴こう、ということさ。恐らく、私がにらんだところ、なんらかの手掛かりはつかめるんじゃないかと…」

 滑川なめかわ教授は存念を上山に披瀝ひれきした。

「あのう…、どれくらいの量を、どれくらいの間隔で?  …それに、平林は幽霊ですよ? どうやって食べんです?」

『そうですよ。僕は食べたりはしませんし、出来ません。あの世の者なんですから…』

「ああ、そうだな」

「んっ? なんだっ?」

「いえ、別に…。こちらのことです」

「ああ、そうか…。まあ、幽霊の部下の方は確かに食べれんだろうから、霊磁波を照射する手段をつくだ教授に頼むことしよう。君の方は兎も角、そうしてくれ。ああ、そうだった。朝晩の食後、三十分以内に…」

「霊磁波?」

「今は君らに分からんことだ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ