chapter17 吹雪くとかなくないですか?
書きたいと思った時に書かねば…書けぬぅ‼!!
どうも、アレス・スカーレットです。現在お外にいます。外出中です。吹雪いてる中。ええ、吹雪いてる中。何度でも言います。吹雪いてる中。
自分でも馬鹿なことをしたと思いますよ。何をとちくるって外に出ることにしたのか。過去の自分に馬鹿かおめぇと言ってあげたいですね。真面目に。数時間前の言葉を撤回したいです。
いくら異変元があの場所といえど軽い感じで行きすぎましたね。なんせ言った言葉が
人間死ぬ気があれば何でもできる!
ですものね。ええ、自分でもこれはないわぁと思いましたよ。本当に。ありえないでしょう。外吹雪いてるんですよ? そこらの子供でも出ようとは思わないでしょう。あ、一部例外もありますがね。
おかげでレミィに
『そろそろ一歩進んでみたらどうかしら』
『……』
『今の貴女、心配でたまらないって顔してるわよ? まあ正確にはお転婆娘がやんちゃしてはぁ、この娘は、って顔よ』
『おうこらそこまで言うならおめぇも少しは大人にならんかい』
『……それとこれとはあれよ』
『帰ったら覚えておいてくださいね、レミィ?』
『……お手柔らかにお願いするわ』
『はいむりー』
とか言われましたから。ああ、途中の私の言葉は忘れくださいね? まあでも今回はちょっと例外中の例外なことなので言われなくても割り切っていたと思いますがね。
「……でかくなってもやんちゃくれだなあの娘も」
自分でも不思議なくらい落ち着いてますし。
……レミィの言う通り、そろそろ一歩進む事が、必要なのかも、知れませんね。
歩き始めて一時間。吹雪のせいかどうしても進みが悪いですね。いっその事バッチコーイって燃やしてもいいんですが、それはそれで風情というものがないのでパスです。それ以前になんでもこなす私でも、そうそう簡単には吹雪を止めれないですし……本当ですよ?
そういえば先ほど上空を魔理沙と霊夢が飛んでいきましたね。向こうは気づいてなかったみたいですが、こっちは余裕です。視力が違います。余裕の目です。あれ? あの映画のセリフってこんな感じでしたっけ? まあいいでしょう。とりあえず先を進まねばいけません。
さらに進むこと一時間。雰囲気が変わってきましたね。それと何となく漂う懐かしい気配……いえ、この場合、残りカス、とでもいえばいいのでしょうか? 続く平地の奥から感じるそれ。今は居ない――正確には去ったというのが正しいのでしょうね――みたいです。ああ、そういえば時々あいつらが式神の住む家に寝泊まりしたりしてると文が言ってましたっけ? なんでも片方は溺愛するこの世話をするため、もう片方は自分でするのが凄く面倒なため、追いかけて寝泊まりしているのだとか。
「……」
どうもあの馬鹿、いまだに面倒くさがりのようだ……やる気になりゃあプロ顔前でなんでも出来るくせに、全く。これじゃああの娘のストレスも光速急上昇だろうに。
おっと、いけないいけない。少し懐かしんでしまいました。ふぅ……少しは成長しろよな。
少し進むと前に何度か見た確かぁ……そう、マヨイガ? 迷い家? だったかな? まあどっちでもいいですね。その家が見えてきました。うわぁ、あちこちボロボロじゃないですかやだー。若干引きつつも玄関前に着くと、とりあえず気配を探り、安全確保に努ることにしました。
「やっぱり去った後か」
勿論去った奴等とは言うに及ばず。ついでに魔理沙や霊夢の霊力の残り滓も探知。ああ、これはあれだ。自分の主が去った後に運悪く襲われたってやつですね。何で分かるかって? だって
「ううぅ……紅い……黒い……太い……光いやぁぁぁぁ……」
ボロボロになり、地面にバタンキューしながらうなされているお子様幼獣が居るんですもの。確か文が言ってた橙って言う……藍の、式神でしたっけ。見たところ派手にやられたみたいですね。だって紅いに黒いでしょ? なら十八番技のマスタースパークと夢想封印のダブルヒットをくらったなんて、特定余裕ですよ。
とりあえずこのまま見過ごすのもあれですし、とりあえず部屋に運びましょう。ああ、でも他人の家にいきなり土足入りはまずいですねなら玄関に置いておきましょう。いやいや、決して時間が気になるとか思ってませんよ? そんな薄情なこと……すいません、思いました。
だってこの荒らしようですよ? これ早くいかないと色々とまずいでしょ! いろいろと!
本来なら手当をするのが私の流儀ですが今回はパス。この乱痴気騒ぎは下手すればあいつらが動きますから。いや本当に。なので布をどこからか出してかけておいて頭に枕これで良し。どこから出したなんて野暮なこと言わないでくださいね! 執事に不可能は比較的ございません! さあ急ぐぞ。これであいつらが出てきたらマジでややこしくなる。急げ急げ!
「ここは通しませんよ」
「いや、そう言われてもこっちとしては春を返してほしいんだけど」
「全くだぜ。おかげで紅魔館に行きにくいったらありゃしねぇ! なのでお前もさっさとぶっ飛ばす!」
「何も知らない愚か者どもめ! 幽々子様のためにも、ここは通しません!!」
「はぁ、めんどくさいわねぇ……」
「藍、準備は?」
「出来ています」
「……橙の事、放っておいてもいいの?」
「あの子も幼獣の端くれ。そしてこの八雲藍の式神です。わざわざ叩きのめされたくらいで手助けに行っては成長につながりません」
「……そう。そこまであの人が大切なのね?」
「……貴女もでしょう」
「……そうね。なら行きましょう。どういう形になるかわからない、再会に」
「はい」
旧友との再会は、近い




