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じんろうげーむ  作者: 塵の様なもの
初めての日
3/22

初めての衝撃

拙い文ですが頑張りますので感想、指摘点お願いします(`・ω・´)

「ふわぁ…眠たい。」大きな欠伸をしながら僕は起床した。


さっきは変な夢を見たなと思いながら僕は、自室がある二階からリビングのある一階へ降りて行った。

ソファーに座り込み、春休み気分を味わい母に挨拶をする。

「おはよう、母さん」

あれ?僕の声なんだか高く細い気がするんだが…あとこの無意味に長い灰色の髪は、上からまっすぐ伸びて…って僕の髪の毛じゃないか!

「おはよう、彼方。やけに声が高いわね。風邪でも引いた?」

朝ごはんを作ってくれているのか、僕に背中を向けたまま話しかける母だが、僕にそれを気にする余裕はない。まったく、微塵もこれっぽっちもだ。

「いや、なんでも…ないよ。先にお風呂に入ってくるよ。」

精一杯の低い声を出し、その場から急いで立ち去る。そして風呂場にある大鏡をのぞくと、そこには狼の耳・狼の尻尾が生えた、灰色の髪の女の子がいるじゃないか。


その大鏡に映った女の子は、僕と同じ動作をしていた。


「なぜ?what!?これが僕だというのか!?」

耳を触りつつ自分の体を見回していく。慎ましやかではあるが、存在している胸とお尻。そして引っ込む所は引っ込んでいる。

「綺麗だ…じゃなくって!どうしたらいいんだ!?」



そういえば、夢で変なおっさんが、代償がどうだとか言ってたな…僕は大声で叫んでしまった


「あの…くそじじい!!」


大声で叫んでしまい、はっとする。


「春休みだから、心も恭助もいるじゃん…!!」

この姿を見せたら兄の面目が丸つぶれだ!というかそもそも、兄と分かるかどうかだと思うんだ。

「どうしたの~って、貴女はどちら様ですか?」


母が大声に気づきいつの間にか風呂場に来ていた。…どうしようやばい。言い訳が思いつかない。


「母さん、僕だ彼方だよ。」

母はハトが豆鉄砲を食らったような顔をしていた。

「あ、あなたが仮に彼方だったとしましょう。彼方ならこの質問に答えれるはずよ」

母は作り笑顔を浮かべ質問を出した。


「第一問、彼方が嫌いなものは?」

「虫全般」

「第二問、彼方の妹と弟の名前は?」

「心と恭助」

「では、最後の問題よ。彼方と恭助と心が通っていた高校の名前は?」

大信学園おおしんがくえん


「全問正解…!?ってことは、貴女本当に彼方なの?」

なんども言ってるじゃないか母さん。

「僕は、彼方だよ。あと耳は気にしないの?」

僕の顔は羞恥心やらなにやらで真っ赤だった。


「あ、うん。お父さんで見慣れてるしね」

「お父さん?」

今度はこっちが衝撃だよ!ってことはお父さんもあの変態に出会ったの!?


「お父さんね、人狼なの。今まで隠してごめんね」


自分が女になったのもあって、僕はショックでその場に倒れた

【次回予告】

人狼になってしまった彼方。家族の視線がいろいろと…

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