第五十一話 仲間集め
一夜明け、宿屋で朝食を食べる。
「うー、ちょっと二日酔いかも」
「私もー」
「皆たくさん飲んでたね。まあ、アレだけ美味しいとお酒がすすむか」
「そなのよねー」
次のカニ狩りまでポイントの高そうな依頼を探してこなしていく。
そして一週間後。
「よっしゃー! カニだー!」
「おーー!」
二人共テンションが高い。カニおいしいからね。狩りが終わってその日は前回と同じように夜まで酒盛り。皆好きね。
一夜明けその日は朝からギルドへ。
「うー、ちょっと二日酔いかも」
「私もー」
デジャブってやつだろうか?
「おはようございます。サイモン様ですね。ホリディクラブ500匹終わりました」
「ありがとうございます」
「一応確認ですがカニはそのまま研究所に送られてますよね」
受付の人が書類を眺める。
「はい、そのように手配されていますね」
「それからクイーンスパイダー討伐の依頼の変更を。これを国からの緊急依頼にしたいのですが」
道具袋から王直筆の手紙を取り出し受付に渡す。
「これは! 少々お待ち下さい」
受付は急いでギルド奥へ。
「お待たせしました。現在ギルド長は出かけておりましてかわりにギルド副長がお話を伺います」
ギルド奥の部屋へ通された。
「ギルド副長のシュウ・パチです。よろしくおねがいします」
「サイモンです」
皆挨拶をする。
「クイーンスパイダーの依頼を緊急依頼にしようかと」
「ふむ」
「それから条件も変更で。聞いたところ、討伐自体は一日で終りとのことです。ただ来週どの日に行くかはわからないため一週間分の報酬を出します。出発は集まってからで」
「それは豪勢ですね」
聞いた話をメモ帳に書き込んでいくシュウさん。
「わかりました。討伐日は人が集まり次第、報酬は一週間分ということで」
「おねがいします」
「あ、それと出発がいつになるかわからないから依頼を受けた冒険者は毎日ギルドに昼と夕方、必ず顔を出すようにと付け加えてください」
「了解しました」
ギルドを出る。研究所に寄ってカニの件を確認。
「後はクイーンスパイダーだけですね」
「はい」
「次はトマニクに」
馬車乗り場へ向かいトマニクへ。
「とりあえず温泉!」
家に帰り温泉を堪能、その日はのんびり休んで次の日ギルドへ。
「お、いたいた」
ウッドさんとその仲間を見つけた。
「どうしたんだい? サイモン君」
「実はクイーンスパイダー退治を考えてまして」
「ほほぉ」
簡単にこれまでの経緯を話し、ウッドさん達を勧誘した。
「いいよ。来週空いてるから」
「それで――」
「そうだね、クイーンスパイダーはとにかく人数が必要だ。私も行けそうな人を探してみよう」
「ありがとうございます」
鬼に金棒、これでほぼ人は集まったようなものだな。
その後3日間、知り合い等に話しかけ協力して貰える人をゲット。
「ウッドさん達、知り合いの冒険者、私達を合わせて15人ね」
「目標は30人だったな。なかなか集まらないものだ」
「後はウッドさんがどうかってところかな」
「そういえば女の子には不評だったわね」
「あー、見た目がね」
女性の冒険者には基本的に断られていた。それが原因か。
「あ、サイモン君みつけた」
「とりあえず200人程からOKを貰ったがどうする?」
「あ、頼んでおいてなんですが30人くらいでお願いします」
「了解した。調整してくるよ」
ギルドを出ていくウッドさん。
「あの人の人望は一体どうなっているんだ」
次の日、皆で王都へ出発。
「45人の冒険者の出撃か。なかなか壮観だね」
「ははは、そうですね」
王都に着いたらギルドへ。ウッドさんにもついてきてもらった。
「はい、35人集まりました」
「おー、結構集まったね」
「となるともういけるか」
「明日は準備日、明後日出発かな」
「それでと、明日の夜に作戦会議をしよう。80人入れるところを用意しないと」
「多いな」
「それと作戦指示書も作らないとね。これは皆で考えようか」
「クイーンスパイダーなら2回ほど戦ったことがあるから参考までにその時の作戦を教えようか?」
「お願いします!」
仲間で良かったウッドさん。
「ちょっとお店とってきます」
「わかった、ここで待ってるよ」
大人数入る店を探し出して予約。その後はギルドの受付へ。
「今日の夜、依頼を受けた冒険者に「明日の夜作戦会議があるから夜19時に料理屋マホウツカイに集合」と伝えてください」
「わかりました」
次の日、作戦をウッドさんに相談。
「よし、これでいこう」
ほとんど前に使った作戦を使わせてもらった。ウッドさんありがとうございます!
「さーて、今日はみんなで飲みにでも行こうか」
「いきましょう」




