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 洞窟の謎解きに時間がかかったが何とか洞窟を攻略し東出口をでるとそこは一面の花畑だった。色とりどりの花が咲いており洞窟から出た開放感もあって清々しい。


「おつかれさん。それにしてもメンドクサイだけのダンジョンだったな」ニシンがそうぼやく。


「おつかれさま~。ニシンさんはこの後どうするんですか?」僕が聞く。


「もう一回入ってドームから続いてた通路を調べてみる。マップは全部埋めないと気がすまないだ」ニシンはそう答えた。


 ニシンに別れを告げて花畑を抜ける事にした。花畑にはアニメに出てきそうな可愛いミツバチのモンスターのハッチが飛び回っているので気をつけながら進む。


 ハッチは三十センチ位の大きさですごく可愛い。首はファーのストールになっておりモフモフ。


 ハッチが僕の前から行き成り飛び出した。


 僕とハッチの目が一瞬合ったがハッチは気にせず飛び去っていった。ビックリしたがノンアクティブの様だ。


 花畑を抜けると平地になっていた。山から下山と思っていたこのまま平地の様だ。


 進行方向の平地の向こうに高くそびえる山が見る。山は高く頂上の方は雲に隠れている。村や街はここから見る限りは見当たらない。


 たぶんあの高くそびえる山が天龍山なんだろうな~。とりあえずここかで休憩したいんだけど……


 天龍山の方にしばらく進むが村や街がある気配はない。昆虫系のモンスターがこのエリアには多い。キャタピラーと言う大きなイモムシや巨大カマキリのマンティス、水色の大きなツノの無いカブトムシのジャイアントビートル、大きなトンボのドラゴンフライ、三十センチほどのアリのアーミーアント……などがいた。


 昆虫系か女の子は嫌がりそうだな……


 ジャイアントビートルと一度戦闘になり戦ったがジャインアトビートルは防御力が高くダメージを与えるのが一苦労だった。倒しきるのに時間がかかりそうだったので関節を狙って部位破壊をしてジャイアントビートルの動きが鈍くなったので逃げ出した。


「ここのモンスター硬すぎだな~」と心の中で僕はため息混じりに呟く。


  気配察知、隠密、スニーキングを駆使しながら周辺を探索していると大きな岩と岩の間のモンスター避けの柵が作られておりそこに小屋が立っていた。


 僕は小屋をノックする。


「こんにちはーすみません」声をかけるが小屋から反応は無い。


 入り口の扉はカギは掛かっていなかったので家の中に入る。空き家だったらそのまま休まして貰う事にする。


 家の中は物があふれかえっていた。本や昆虫系のモンスターの素材が部屋に散乱している。部屋の中を見る限り空き家だと思ったがそうでは無さそうだ。生活している感じがある。


 勝手に入って休むのは気が引けたので扉の外にある椅子に座って休憩させてもらうことにした。


 入り口の近くにあるロッキングチェアに座る。椅子を前後にゆっくりとやさしく揺れる。揺れが止まると重心が丁度つりあうところで止まり気持ちがいい。


 暖かい日差しでポカポカするのを感じつつそのまま寝てしまう。


 ……


「おい、こんな所で寝てたら風邪を引くぞ」そう声をかけられを揺すられる。


 僕が目を覚ますと目の前に薄汚れた服を着たおじさんが立っていた。


「あ、勝手にお邪魔してすみません。少し休ましてもらおうと思ったら寝ちゃってました」僕が頭を下げながら言う。


「あ~いいさ。この辺りにはうちしかないからね。良かったら泊まって行くといいよ」おじさんがそう言う。


「ありがとうございます。僕はアリスです。天龍山を目指してます」


「それは大変だね。私はフォーブルと言う、ここで生体調査をしている」おじさんがそう答えた。


ここまでお読み頂きありがとうございます。

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