70
二日目の午後はサイボー、ブルーガルラ、センザンコウを倒して終了した。
「雑魚が多すぎだね。ベーアキングは見つけられたのは幸運だったかも」
「だね~。何か良い作戦あればいいけど、イオナさんどうするの?」
「ファイアボールで吹き飛ばしても倒しきれないのが結構残るからな~」
今はモンスターから離れた場所に移動してキャンプを張っている。
「流石に二日もこの状態だと精神的に疲れるわ~」
「あらあら、アリスちゃんまだまだこれからよ」
女の子ばかりのパーティは気を使って疲れるんだって口が裂けても言えないよな。やっぱソロが楽かな。
三日目の朝、近くにモンスターが接近しているのをシオンさんが察知して飛び起きる事になった。
しかし慌てる事は無くプレイヤーのアライアンスも近くに居り迫って来ていたモンスターと激突していた。
「ワンダーランドとドラゴンハンターだね」
「モンスターまだまだ居る」
シオンが注意を促す。
「じゃー私達も絡まれる前に行こう」
「え~イオナさん朝ごはんまだですよ~」
「アーヤ、これでも食べといたら~」
リザード尻尾の串焼きを渡す。
「私達は西方向に少し移動してモンスターの群れに突っ込もう。シオン、誘導は任せた」
「了解」
人が戦っている所に割り込むのはマナー違反なのでまだフリーのほうを狙う。
サイボー、ブルーガルラ、センザンコウを倒しながら固まっている方向に進んで行く。流石に戦乙女のメンバーは僕を除いて高レベルなだけ合ってさほど苦でもなく進んでいく。
「右、多分キング種。でも誰かが戦ってる。少し北にも多分キング種」
見てみると大きいセンザンコウと思われるモンスターが見え、その近くでエフェクトが光っているのが見える。
「じゃー北に行こうか。シオン先導頼むよ」
「見えた、ブルーガルラ」
何体かのサイボーとブルーガルラを倒しながら進んだ所で大きなブルーガルラが見える。四本足のどしっとした爬虫類で亀とトカゲの中間の様なモンスターだ。
「シャルロット、アーヤ、シオンでキング種を抑えて、私、マリア、アリスで周りの雑魚を駆除。アリス、プチ兵衛にも攻撃させて」
「了解~」
まずはイオナが白いオーラの様なエフェクトを噴出しながら、巨大なファイアボールを放つ。シャルロットがガルラキングに叫びながら突っ込んで行く。
巨大ファイアーボールでも倒しきれて居ないモンスターに向ってマリアがハンマーで止めをさしていく。僕も支援とばかりにファイアを打ち込む。
ガルラキングの周囲に居た雑魚がある程度片付いた所で今度は、周りの雑魚を駆除して行く。周りの安全を確保しないとリンクした場合厄介だ。
「周りにモンスター結構多いから早めにガルラキング倒すよ」
周りのモンスターを駆除して戻りながらイオナが次の指示を出す。
ガルラキングはブルーガルラと同じで尻尾を振る攻撃、回転による前包囲攻撃、前方九十度に吐かれる酸性のブレスが厄介だ。
シャルロットとマリアは上手くガードしながらダメージを与えている。その二人を集中的にアーヤが回復している。イオナとシオン、それと僕は休み無く攻撃する。範囲攻撃があるのでプチ兵衛は待機させている。
シャルロットはどうしてそんなに流れる様に動けるのかと言うような感じで盾で受け止め受け流しては、いつもの様にスラッシュやシールドバッシュを叩き込む。
「南にもう一匹、多分キング種」
まだ見えていないがシオンが警告を促す。
「もう一匹が来る前にさっさとこいつを片付けるよ」
イオナがアイスランスの間にアイスボルトの魔法を挟んで絶え間なく魔法を打ち込んで行く。もうMPを気にしていられないと言う速度である。シオンやマリアも大技を連発で出している。
僕はアクションのクールタイムの関係で連射は出来ないが精一杯の範囲で攻撃をする。
僕の気配察知にもキング種が捕らえられる。多分、大きなサイボーだと思われる。
ここまでお読み頂きありがとうございます。




